阪神タイガース「魂」金本アニキのメッセージ | ルーク4のブログ

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神様がクリスチャンに与える愛、夢、希望、信仰の証を中心に書いています。

今日、アニキ金本の引退試合。こんなに切ないような楽しいような最後まで感激した引退試合は初めてだった。

最後のセレモニーのスピーチ。なんとライバルチームであり、最下位が指定席のようになってしまった


暗黒時代の横浜ベイスターズの選手とファンたちに向かって、一礼をして「来年から優勝争いをして下さい!そうなれば日本で一番注目されるチームになる、日本球界の為にも何とか意地を見せて、頑張って下さい!優勝争いを期待しています!」などと優しい激をわりと長めに話された。


阪神タイガースも今年、借金20で、横浜と同じ暗黒時代に突入してる。チームの大黒柱で4番のアニキ金本が引退し、その代わりとなる城島捕手もケガで引退してしまった。ホームラン王候補のブラゼル選手も他チームに移籍する、

またリリーフエースの藤川投手もFAで大リーグに挑戦するようだ。来年はさらに戦力ダウンは確実でボロボロだ。

そのような状況の時にでも、低迷しているライバルチームを気にかけて、その監督、選手、ファンの方たちを励まし、勇気づける事が出来る。自分たちも大変つらい時でも、ライバルチームの事も考える愛情。


その愛情こそアニキ金本が伝えたい「阪神タイガースの魂」なのだ。

ライバルチームがあってこそ、自分のチームが生きる、プロ野球は繁栄するのだ。


しかし1チームだけは違う、ただ自分のチームが良ければすべて良し、ライバルチームが育てたスーパースターたちを巨額の金とブランド力により強奪していく。


さらに恐ろしい事があった。澤村投手が10月2日に人身事故を起こした。澤村投手が運転の車が前方不注意で、一時停止を怠って車と衝突した。その車に乗車していた夫婦と娘の3人が「頚椎捻挫」のケガをされた。

しかし今年は「巨人軍40年ぶりのルーキーから2年連続の10勝」の記録がかかっていたので、澤村はその5日後に登板して、10勝目を果たす。


本当に恐ろしかった。5日前に自分の不注意で人様の家族を3人ケガをさせている。他のチームなら当然に自粛する。

最低でも2週間は自宅謹慎だ。それが巨人だけには無い。人間の命を尊ぶ姿勢はまるでない。

巨人の勝ち、巨人の選手の記録が最優先される。そして目的を果たし、澤村投手は大喜びしていた。


この澤村投手は次世代の巨人のエースであるが、2年前は阪神タイガースを見下す発言をして、阪神ファンたちを激怒させた。今年は横浜ベイスターズを見下す発言をして、横浜ファンと中畑監督が激怒した。


人身事故を起こす前には「阪神VS巨人戦」の試合が終わって、球場から阪神の選手たちを乗せたバスの真横を突然に澤村投手の運転する白いポルシエが徐行もせずに一気に通り抜けて、阪神の選手たちが激怒した事があったと言う。


しかし巨人軍とマスコミと巨人ファンたちは、巨人の優勝と澤村投手の10勝に歓喜している。

世の中とはそういうものだ。自分さえ良ければすべて良しなのだ。

まるで巨人軍の選手たちと他チームの選手や一般人たちは同じ人間ではないようだ。


そういう中でも金本選手は「阪神ファンは暖かかった、夢をありがとう」と最後に叫んだ。

阪神はプロ野球チームの中で、日本一がたった一回だけのチームだ、大阪の恥とも言われ、悪徳フアンドに買収されかけ、10年間でほとんど最下位の、どうしようもなく情けないチームです。


しかし阪神ファンは、どんなに情けなくても、恥さらしでも見放さず、見捨てないのです。

7年連続でプロ野球観客動員数1位は、その証拠です。


またヤクルトファンが、ヤクルトが育てたスーパースター選手たちを次々と強奪する巨人に対して、怒りが爆発して「くたばれ読売」の大合唱を歌うようになったぐらいですが、


2003年に巨人軍が原監督に対してひどい辞めさせ方をした時に、あまりにも可哀想だからと阪神タイガースは

原監督の為に「花束贈呈」の場を設けて、甲子園球場では原監督に対して花束贈呈と共に阪神タイガースファンからも「お疲れ様でした」という暖かい言葉と盛大な拍手を送ったのです。


原監督は感激のあまり泣いていました。


世の中は巨人軍の生きる姿勢のように勝てば官軍。負ければ賊軍。弱肉強食のシビアな世界だ!

愛では生きていけぬ!冷酷で生き残るのが正しいような生き方もありますが、


今日の阪神タイガースの金本選手のように、ライバルチームに対しても愛情がある。そうやって人生を戦っていく生きる姿勢もあります。


ちょうど巨人の生き方は夜空に浮かぶ不気味な雲のようです。

阪神の生き方は夜空に輝く星のようです。当然に神様は星を喜ばれています。