-第2回金融・世界経済に関する首脳会合出席

麻生総理は、世界的な金融危機の対策について話し合う、第2回金融・世界経済に関する首脳会合に出席するため、英国の首都・ロンドンを訪問しました

http://nettv.gov-online.go.jp/prg/prg2512.html

真実の報道-17



平成21年3月31日(現地時間)、麻生総理は第2回金融・世界経済に関する首脳会合(ロンドン・サミット)に出席するため、英国・ロンドンに到着しました。翌4月1日(現地時間)は、同じく首脳会合に出席する各国首脳とそれぞれ会談を行い、幅広く意見交換を行いました。

 まず、大韓民国の李明博大統領との間で日韓首脳会談を行いました。会談では、経済関係および北朝鮮問題について話し合いました。経済関係では、麻生総理より1990年代の我が国の経験を踏まえ、危機を克服する上では財政出動が重要であり、日本としても更なる経済対策を考えている旨を述べたのに対し、李大統領より、日本は貴重な経験を有している、財政出動には意義がある、韓国も日本の考え方を支持している旨が述べられました。また、北朝鮮問題では、麻生総理より、北朝鮮によるミサイル発射は明確な国連安保理決議違反であり、安保理で取り上げてしっかり対応していく旨を述べたのに対し、李大統領は、完全に同意する、ミサイル発射が行われれば国連安保理での対応を含め日韓米で連携して対応したい旨が述べられました。さらに、拉致問題で、先月行われた金賢姫(キム・ヒョンヒ)氏と飯塚家との面会実現に関する韓国側の協力に対し、麻生総理は改めて謝意を表明しました。

 その後、インドネシア共和国のスシロ・バンバン・ユドヨノ大統領と日・インドネシア首脳会談を行いました。会談では、金融・世界経済について話し合われ、麻生総理は、総額220億ドル規模の追加的貿易金融支援や最大2兆円(約200億ドル)の対アジアODA貢献策をロンドン・サミットで表明する予定であり、引き続きインドネシアの成長力強化を支援していきたい旨を述べました。これに対しユドヨノ大統領は、日本にはこれまで貿易、投資、エネルギー、インフラ整備の分野で協力いただいており、この協力がさらに拡大することを期待する旨が述べられました。この他、北朝鮮問題、パキスタン支援国会合についても意見交換を行いました。

 会談後、イタリア共和国のシルヴィオ・ベルルスコーニ首相と日伊首脳会談を行いました。会談では両首脳は、現在のような世界的な金融市場の混乱を二度と繰り返さないためにも、今般のサミットの成果をしかるべく実施していくことが重要であるとの意見で一致し、両首脳は自国の経済対策などについて言及しました。この他、アフガニスタン・パキスタン情勢、北朝鮮問題でも意見交換を行いました。

 そして、英国のゴードン・ブラウン首相と日英首脳会談を行いました。会談では、ブラウン首相からロンドン・サミットの議長として世界経済回復に向けた前向きなメッセージを発出すべきであり、日本と緊密に協力していきたい旨を述べられたのを受け、麻生総理は、サミットにおいて需要刺激と金融規制改革の双方の課題に各国が共に取り組んでいくという共通したメッセージを発出することが重要であると述べた上で、日本としても新たな経済対策を早急に検討している旨を述べ、両首脳はロンドン・サミットの成功に向けて緊密に協力していくことで一致しました。この他、北朝鮮問題、アフガニスタン・パキスタン問題についても意見交換を行いました。

 夜には、ブラウン首相主催の夕食会に麻生総理は出席し、今般の経済危機について各国首脳と意見交換を行いました。


第2回金融・世界経済に関する首脳会合


平成21年4月2日(現地時間)、英国訪問中の麻生総理は第2回金融・世界経済に関する首脳会合(ロンドン・サミット)に出席し、先進国と新興国など20カ国・地域(G20)の首脳等と議論を行いました。

 会合では、世界的な危機には世界的な解決策が必要であり、市場原理、効果的な規制および強力な世界的機関に基づく開放的な世界経済が重要であることが示されました。

 各国が連携して財政拡大を進める中で、2010年末までに財政拡大は5兆ドルに上り、成長を回復するために継続した財政努力を行うことを確認しました。

 このほか、金融監督および規制の強化、世界的な金融機関の強化、保護主義への対抗などを共同声明に盛り込み、採択して終了しました。

 サミット閉幕後、国際連合の潘基文(パン・ギムン)事務総長との会談を行いました。

 会談では、金融・世界経済、北朝鮮問題などの問題について話し合われ、まず金融・世界経済については潘事務総長より、金融危機にあたり途上国への資金の流れが大事である旨述べられました。麻生総理は、各国がODAコミットメントを着実に実施し、ミレニアム開発目標を後退させないことが極めて重要であり、今般のサミットにおいて力強いメッセージを発出できたことは大きな成果である旨を述べ、これを受けて潘事務総長は、日本のイニシアティブを高く評価するとの発言がありました。

 北朝鮮問題では、麻生総理は北朝鮮によるミサイル発射は安保理決議違反であって容認できないと述べ、事務総長にも毅然とした態度を示すことを要請しました。これに対し潘事務総長からは、北朝鮮が、関連する安保理決議に従うとともに、六者会合に復帰することを期待するとの発言がありました。そのほか、気候変動問題、国連安保理改革についても議論されました。

 その後、麻生総理は中華人民共和国の胡錦濤国家主席と首脳会談を行い、会談では日中関係、国際経済・金融情勢、北朝鮮に関して話し合われました。

 日中関係について双方は、国際社会が厳しい金融・経済情勢に直面する中、日中首脳が意見交換することは時宜を得たものであり、「戦略的互恵関係」にある日中両国として、この分野で意思疎通を強化し、積極的に協力していくことを確認しました。

 国際経済・金融情勢については、アジア諸国への支援を含め、中国との協力を含めていきたい旨を述べ、胡主席からは日本との間で二国間または多国間の場で、政策、情報面での意思疎通と協力を強化していきたい旨述べられました。

 北朝鮮問題については、麻生総理は北朝鮮によるミサイル発射は容認できない、安保理で強いメッセージを発信することが重要である旨を述べ、さらに拉致問題について引き続き中国の協力を求めました。胡主席は中国としてもミサイル問題を大変重視しており、様々なルートで北朝鮮に対し働きかけてきていると述べる一方で冷静な対処を求め、引き続き連携していきたいと述べられ、拉致問題についても今後も必要な協力を提供していきたいと述べられました。

 全日程を終えた麻生総理は、同日政府専用機でロンドンを出発、帰国の途につきました。