総理の動き-第63回国連総会出席-平成20年9月25日
http://nettv.gov-online.go.jp/prg/prg2175.html
平成20年9月25日(日本時間26日)、麻生総理はニューヨークでオーストラリア連邦のケビン・ラッド首相と首脳会談を行いました。
日豪首脳会談
会談では、日豪間の戦略的パートナーシップが順調に強化されてきていることを確認し、安全保障、経済等あらゆる分野で日豪関係の更なる発展に向け協力していくことで一致しました。この関連で、麻生総理より、陸上自衛隊がサマーワにおいて豪州軍に協力頂いたことに改めて謝意を表しました。また、ラッド首相より、双方の経済により利益となるような経済連携協定(EPA)/自由貿易協定(FTA)実現に向け両首脳で協力していきたい旨の発言がなされました。
また、ラッド首相より、捕鯨問題の外交的解決に向け両首脳間で引き続き議論していきたい旨が述べられたのに対し、麻生総理より、この問題が良好な二国間関係を阻害しないよう、二国間及び国際捕鯨委員会(IWC)等の場で引き続き議論していきたい旨を述べました。
その後の共同プレス発表で、麻生総理及びラッド豪州首相は、「核不拡散・核軍縮に関する国際委員会」の委員が確定した旨を発表しました。これら委員の選定は、同国際委員会の共同議長である川口順子元外務大臣とギャレス・エバンス元豪外相が協議を進め、個別に連絡をとり行われたものです。
第63回国連総会で演説等
平成20年9月25日(日本時間26日)、麻生総理はニューヨークの国連本部で開かれている国連総会に出席し、一般討論演説を行いました。
一般討論演説は、国連事務総長、総会議長及び国連加盟国(現在192カ国)等の代表が順番にスピーチを行い、当該総会会期に各国が重視する課題について問題提起し、それぞれの立場について述べます。
麻生総理は冒頭で最近の国際的な金融不安に触れ、「持てる経験と知識の貢献に心がけたい」と述べました。さらに、「自らの経済を伸ばしていくことに、その一義的な責務をもつのです。世界第2位という日本の経済規模に照らすなら、これこそは、日本がなし得る即効力のある貢献だと言わねばなりません。私は、これに断固として取り組んでまいります。」と述べ、世界経済の安定に寄与する決意を強調しました。
北朝鮮問題では、「北朝鮮の行動に応じ、両国間に残る懸案を解決、不幸なる過去の清算にも取り組みながら、日朝関係を前進させる用意があります。待っているのは、北朝鮮の行動です。私は同時に六者会合の枠組みを通じ、北朝鮮に核開発能力と、核兵器の廃棄を迫ってやまぬつもりです。」と述べ、北朝鮮に拉致問題解決と核の放棄を促しました。
日本の外交方針について「日米同盟を不変の基軸としながら、近隣アジア諸国との関係強化に努めて今日に至りました。」と述べ、国連を重んじ、国際協調の路線を堅持し、「基本的価値」を共有する諸国との連帯の実現を目指していく立場を表明しました。
演説終了後、麻生総理はライス米国国務長官やミュージシャンのボノ氏と歓談し、その後、食料危機・気候変動に関する国連事務総長主催夕食会に出席しました。
潘基文・国連事務総長と会談
平成20年9月25日(日本時間26日)、ニューヨークで第63回国連総会に出席した麻生総理大臣は、一般討論演説を終えた後、国際連合の潘基文事務総長と会談を行いました。
事務総長より、麻生総理が就任後にこれほど早く国連を訪れる政治的リーダーシップを発揮したことへの謝意が述べられました。さらに、日本は国連をはじめ、G8の議長国、アフリカ開発会議(TICAD)の共催国として、国際場裡で活躍し大きな成果を上げていること、特に国連に関しては、第二位の分担金拠出国であるばかりでなく、様々な形で極めて積極的な役割を果たしていることを高く評価すると述べられました。
麻生総理は、「日本の総理大臣が国連総会に出席するのは3年振りであり、これは日本の国内事情によるものであるが、自分は是非来るべきと考え、本日訪れた。」と述べました。その上で、国連が安定した力強い機関として発展していくことを期待しており、日本もそのために可能な限り貢献したいとの考えを伝えました。
事務総長は、開発問題における昨今の日本の活躍に言及しつつ、特にTICADでのコミットメントやリーダーシップを高く評価しており、今後とも日本が開発の分野で積極的な貢献を行うことへの期待を表明し、その関連で、日本のODAについて、近年低下していることを懸念しており、これが上向きになることを期待すると述べました。
事務総長より、麻生総理とは日韓両国の外務大臣をともに務める時期があり、その頃にはいろいろな難しい問題もあったが、それを乗り越えてよい友情・協力関係を一貫して築くことができたことを嬉しく思っている旨が述べられ、また、これほど懇意な人が日本の総理として活躍することを心強く思うと述べました。麻生総理からは、最後に釜山で会談をした時の想い出が語られました。
日本・イラク共和国首脳会談
平成20年9月25日(日本時間26日)、国連総会一般討論演説のためニューヨーク訪問中の麻生総理は、イラク共和国のジャラール・タラバーニー大統領と首脳会談を行いました。
冒頭で麻生総理は、「2006年8月に外務大臣としてバグダッドを訪問した際、タラバーニー大統領とはお会いできなかったが、今回実現したことを嬉しく思う。」と述べました。これに対しタラバーニー大統領より、「イラクとの関係強化に尽力している方の昇進は嬉しく、総理就任を祝福する。」と述べられました。
総理より、イラクの状況が改善しているとの認識を述べたのに対し、タラバーニー大統領より、そのとおりであるとして、イラクでテロが入り込む余地は減り、イラク当局の十分なコントロール下にある。経済状況も改善し、本年の国家収入は前年比で3倍に達する見込みであり、このような資金の活用に日本も参加してほしい旨が述べられました。これに対し麻生総理より、日本としてもイラクを支援していきたい旨応じました。また、タラバーニー大統領から自衛隊の支援への謝意と、日本企業の活動への期待及びこれに支援を惜しまない旨の発言がありました。
また、麻生総理から日本としては、年内を目処にイラクでの航空自衛隊の輸送業務を終了させることを検討することとした旨を述べたところ、タラバーニー大統領は、日本政府の決定への理解と、自衛隊の支援に対する感謝が改めて述べられ、今後は経済等の分野で関係を強化していきたいと述べました。
総理より、イラクの経済・社会の発展を見据え、長期的に、経済・ビジネス分野で両国の関係を発展させたい、日本の企業が石油分野にも参入することを望む旨述べました。これに対しタラバーニー大統領より、日本の技術は石油分野でも進んでいると承知しており、ぜひ専門家をイラクに派遣して石油省と協議するなど関係を強化してほしい旨が述べられました。
http://nettv.gov-online.go.jp/prg/prg2175.html
平成20年9月25日(日本時間26日)、麻生総理はニューヨークでオーストラリア連邦のケビン・ラッド首相と首脳会談を行いました。
日豪首脳会談
会談では、日豪間の戦略的パートナーシップが順調に強化されてきていることを確認し、安全保障、経済等あらゆる分野で日豪関係の更なる発展に向け協力していくことで一致しました。この関連で、麻生総理より、陸上自衛隊がサマーワにおいて豪州軍に協力頂いたことに改めて謝意を表しました。また、ラッド首相より、双方の経済により利益となるような経済連携協定(EPA)/自由貿易協定(FTA)実現に向け両首脳で協力していきたい旨の発言がなされました。
また、ラッド首相より、捕鯨問題の外交的解決に向け両首脳間で引き続き議論していきたい旨が述べられたのに対し、麻生総理より、この問題が良好な二国間関係を阻害しないよう、二国間及び国際捕鯨委員会(IWC)等の場で引き続き議論していきたい旨を述べました。
その後の共同プレス発表で、麻生総理及びラッド豪州首相は、「核不拡散・核軍縮に関する国際委員会」の委員が確定した旨を発表しました。これら委員の選定は、同国際委員会の共同議長である川口順子元外務大臣とギャレス・エバンス元豪外相が協議を進め、個別に連絡をとり行われたものです。
第63回国連総会で演説等
平成20年9月25日(日本時間26日)、麻生総理はニューヨークの国連本部で開かれている国連総会に出席し、一般討論演説を行いました。
一般討論演説は、国連事務総長、総会議長及び国連加盟国(現在192カ国)等の代表が順番にスピーチを行い、当該総会会期に各国が重視する課題について問題提起し、それぞれの立場について述べます。
麻生総理は冒頭で最近の国際的な金融不安に触れ、「持てる経験と知識の貢献に心がけたい」と述べました。さらに、「自らの経済を伸ばしていくことに、その一義的な責務をもつのです。世界第2位という日本の経済規模に照らすなら、これこそは、日本がなし得る即効力のある貢献だと言わねばなりません。私は、これに断固として取り組んでまいります。」と述べ、世界経済の安定に寄与する決意を強調しました。
北朝鮮問題では、「北朝鮮の行動に応じ、両国間に残る懸案を解決、不幸なる過去の清算にも取り組みながら、日朝関係を前進させる用意があります。待っているのは、北朝鮮の行動です。私は同時に六者会合の枠組みを通じ、北朝鮮に核開発能力と、核兵器の廃棄を迫ってやまぬつもりです。」と述べ、北朝鮮に拉致問題解決と核の放棄を促しました。
日本の外交方針について「日米同盟を不変の基軸としながら、近隣アジア諸国との関係強化に努めて今日に至りました。」と述べ、国連を重んじ、国際協調の路線を堅持し、「基本的価値」を共有する諸国との連帯の実現を目指していく立場を表明しました。
演説終了後、麻生総理はライス米国国務長官やミュージシャンのボノ氏と歓談し、その後、食料危機・気候変動に関する国連事務総長主催夕食会に出席しました。
潘基文・国連事務総長と会談
平成20年9月25日(日本時間26日)、ニューヨークで第63回国連総会に出席した麻生総理大臣は、一般討論演説を終えた後、国際連合の潘基文事務総長と会談を行いました。
事務総長より、麻生総理が就任後にこれほど早く国連を訪れる政治的リーダーシップを発揮したことへの謝意が述べられました。さらに、日本は国連をはじめ、G8の議長国、アフリカ開発会議(TICAD)の共催国として、国際場裡で活躍し大きな成果を上げていること、特に国連に関しては、第二位の分担金拠出国であるばかりでなく、様々な形で極めて積極的な役割を果たしていることを高く評価すると述べられました。
麻生総理は、「日本の総理大臣が国連総会に出席するのは3年振りであり、これは日本の国内事情によるものであるが、自分は是非来るべきと考え、本日訪れた。」と述べました。その上で、国連が安定した力強い機関として発展していくことを期待しており、日本もそのために可能な限り貢献したいとの考えを伝えました。
事務総長は、開発問題における昨今の日本の活躍に言及しつつ、特にTICADでのコミットメントやリーダーシップを高く評価しており、今後とも日本が開発の分野で積極的な貢献を行うことへの期待を表明し、その関連で、日本のODAについて、近年低下していることを懸念しており、これが上向きになることを期待すると述べました。
事務総長より、麻生総理とは日韓両国の外務大臣をともに務める時期があり、その頃にはいろいろな難しい問題もあったが、それを乗り越えてよい友情・協力関係を一貫して築くことができたことを嬉しく思っている旨が述べられ、また、これほど懇意な人が日本の総理として活躍することを心強く思うと述べました。麻生総理からは、最後に釜山で会談をした時の想い出が語られました。
日本・イラク共和国首脳会談
平成20年9月25日(日本時間26日)、国連総会一般討論演説のためニューヨーク訪問中の麻生総理は、イラク共和国のジャラール・タラバーニー大統領と首脳会談を行いました。
冒頭で麻生総理は、「2006年8月に外務大臣としてバグダッドを訪問した際、タラバーニー大統領とはお会いできなかったが、今回実現したことを嬉しく思う。」と述べました。これに対しタラバーニー大統領より、「イラクとの関係強化に尽力している方の昇進は嬉しく、総理就任を祝福する。」と述べられました。
総理より、イラクの状況が改善しているとの認識を述べたのに対し、タラバーニー大統領より、そのとおりであるとして、イラクでテロが入り込む余地は減り、イラク当局の十分なコントロール下にある。経済状況も改善し、本年の国家収入は前年比で3倍に達する見込みであり、このような資金の活用に日本も参加してほしい旨が述べられました。これに対し麻生総理より、日本としてもイラクを支援していきたい旨応じました。また、タラバーニー大統領から自衛隊の支援への謝意と、日本企業の活動への期待及びこれに支援を惜しまない旨の発言がありました。
また、麻生総理から日本としては、年内を目処にイラクでの航空自衛隊の輸送業務を終了させることを検討することとした旨を述べたところ、タラバーニー大統領は、日本政府の決定への理解と、自衛隊の支援に対する感謝が改めて述べられ、今後は経済等の分野で関係を強化していきたいと述べました。
総理より、イラクの経済・社会の発展を見据え、長期的に、経済・ビジネス分野で両国の関係を発展させたい、日本の企業が石油分野にも参入することを望む旨述べました。これに対しタラバーニー大統領より、日本の技術は石油分野でも進んでいると承知しており、ぜひ専門家をイラクに派遣して石油省と協議するなど関係を強化してほしい旨が述べられました。