1姫、2太郎を育てるパパです。

 

妻は、大韓民国籍なので、子供は、日本と大韓民国の二重国籍です。

 

お父さんが育児に参加する時のノウハウと、グローバルな家庭が抱える悩みの解決方法をお伝えします。

 

今回は、子供の言語アイデンティティの構築に関して、お父さんが担当する理由をお伝えします。

 

多くの国際家庭は、「子供の言語アイデンティティの構築が大変」だと、感じていると思います。

 

特に、子供たちは、多言語を使う、両親との会話が、通じないと思った時、子供たちが不安になると思います。

 

そんな時、活躍するのは、お父さんです。

 

僕が、子供たちと積極的に多言語でコミュニケーションを取るようになったのは、子供が言葉を使い出した1歳頃からです。

 

何故、子供との言語をお父さんが担当するのか。

 

理由は、子供は、お父さんを通して、お母さんの言語を学んだ方が、楽だからです。

 

息子とのやりとりをお伝えします。

因みに、息子は、8歳です。

 

【やり取り1

息子:お父さんは、なんで韓国語が話せるの?

パパ:お母さんが大好きで、お母さんが大切にしている人たちが大好きで、お母さんが生まれた国が大好きだから、その人たちが使っている言語の韓国語が大好きだからだよ。

大好き人と会話したいと言うのは、自然なことだよ。

 

【やり取り2

息子:幼稚園では、韓国語を使っちゃ、いけないの?

パパ:お友達は、韓国語を知らないからびっくりするかも知れないね。

だけど、使っちゃいけないと言うことではないよ。

お友達にも、韓国語を教えたら良いかもね。

そうしたら、一緒に使えるようになるよ。

 

【やり取り3

息子:パパは、いつから韓国語を使えるようになったの?

パパ:12歳の時、中学から韓国に留学した時、学んだよ。

だから、子供の時からから2ヶ国語を話せるのは、とっても凄いことなんだよ。

言葉を話せたら、いつでも韓国に行って、家族とも会話できるし、お友達も作れるよ。

 

大事なことは、子供たちが、家庭で使う言語と、お友達の言葉が違うと認識した時、自分の家庭では、2カ国語を話せる事に自信を持たせるように両親が努力することです。

 

そのことは、お友達にも、国際家庭がいること、国際家庭と仲良くなる方法を学んでもらう事に繋がります。

 

そして、韓国語を学んでいれば、在日同胞の家庭と仲良くなる事で、ウリマル(朝鮮語)も学ぶ事ができます。

 

私の家庭の近くに、朝鮮学校に通うお友達がいますが、その方々は、韓国語とウリマル(朝鮮語)を使い分けています。

 

僕も、お友達と仲良くなって、一緒にウリマル(朝鮮語)を学ぶ機会がありますが、日本で言えば、方言みたいな感じで、使い方を覚えたら、意思疎通には、問題がないです。

 

僕の家庭は、家で、日本語、韓国語、ウリマル(朝鮮語)を使い分ける事ができるようなる事で、いつでも、誰でも、仲良くなる事ができるように訓練しています。

 

この取り組みは、子供が、学校や家で言語に悩んだ時、お父さんとお母さんが学びながら解決して来た事を知る事で、言語の悩みを解消できると思って安心する事ができるようにする為です。

 

是非、子供が「言語のアイデンティティ」に悩んだ時、お父さんが「言語アイデンティティ」の構築の方法を教える事ができれば幸いです。

 

注意点、くれぐれも、言語で無理させないしないようにお願いします。

 

小さい時、複数の言語を学ぶことは、とても、ストレスになります。

 

子供の学習の意欲を確かめながら、少しずつ、理解できる単語を増やして頂ければ幸いです。

 

最後に、お父さんが、お母さんの言語を使い、お母さんは、お父さんの言語を使うようにしたら、不足な時は、お互いが補う事ができます。

 

是非、国際家庭が増えてきた時、皆んなが、言語を通して、色々な国の文化や歴史を学ぶ機会が増えたら幸いです。

 

参考にして頂ければ幸いです。