彼女との出逢いは、二年前になる。




あれは、落ち葉がアスファルトの道路を真黄色の絨毯に変えてしまうような秋深まる日だった。






僕の店のディスプレイに飾ってる、リボンが付いたコートをずっ長音記号1と見ている可愛い女の子がいた。





気に入ってるのかなぁ?


そのコートは、僕がこの街で店を出すと決めた時に、この街に似合う女の子をイメージして仕入れたんだ。



君の長い髪にはピッタリだよ。なんて思いつつ…




遠巻きに見ている君と目が合った。




僕は、店の外に出て声を掛けた。



『気になってるみたいだね』


『えぇ。まぁ…。
いつも通り道なんで、新しいお店出来たなぁって』



『そっかぁ。』


僕は、彼女ともっと話したくて、話題を探すのに、必死に頭を回転させた。



ふいに彼女が
『このコート、一目惚れなんですけどぉ』



マジですか!

オレは彼女に一目惚れやっちゅーねん


『良かったら、着てみる?』








ヤバい。

マジ、イメージ通り。

っつうか、可愛いすぎ。



絶対彼女に着て欲しい。

大幅に値段下げちゃいます。



『明日、また来ていいですか?可愛い服いっぱいあるし。
ゆっくり見たいと思って。』



ラッキー!
二つ返事でOKサイン。


『待ってるよ。』





この街に越してきて
不安だらけのスタートだったけど
彼女に出逢って、目の前がパッと明るくなったんだ。





僕の人生を変えた、
愛を教えてくれた、彼女との出逢いだった