ウツの話で、抗ウツ剤の話が滞っていますが、今日も別の話です。
作られたウツ(ウツは存在するのか)
ガンとウツだけではなくて、糖尿病も病院の儲けの為に患者が犠牲になっているという、とんでもない現実の話を書きます。
水曜から金曜まで雑誌の病院取材などで北海道の北見市に行ってきました。
写真は北見市の玄関に当たる女満別空港のそばのJR女満別駅からすぐの「綱走湖」。

JR北見駅から5キロの丹端町にある「愛し野駅」前の愛し野内科クリニックの岡本卓(おかもとたかし)院長(元オホーツク病院院長)への取材でお会いしました。
2010年現在、彼は本を2冊ほど上梓していまして、待合室には今年出版された「糖尿病のみなさん、インスリンをやめてみませんか?」という本が目につきました。
パラパラとめくってみてすぐに読みたくなって、取材が終わって院長に買いたいと言ったら診療所内では置いていないとのことで、お借りして今日の帰りの飛行機の中で読みました。
もちろん、読後も敬意を払ってネットで注文しました。
ガン治療の為の抗がん剤や放射線がガンを増幅させる(抗ガン剤や放射線は一度は小さくなって安心しても、その使用が続くと必ずと言っていいくらい更に大きくなって再発する)ことや、抗ウツ剤で最も売れているSSRIの抗ウツ剤がウツを治すどころか益々ウツを重症にしてしまうことなどは既に述べました。
何故このようなことが平然と続けられているのかというと、すべて儲かるからなのです。
そして岡本先生の本を読んで「糖尿病」が進んだ患者は必ずと言っていいくらい自分で日に3度程度インスリンの注射をするのですが、岡本先生はインスリン注射から8割以上の2型(栄養過多で後天的)糖尿病患者を解放させているのです(日本人の糖尿病患者の95%は2型)。
インスリンは膵臓から出るホルモンで、血液中のブドウ糖をエネルギー源に変えて細胞に送るのですが、糖尿病はその機能が上手く働くなった病気です。
それで血液中にブドウ糖が留まり高血糖となり、最後は尿に排出されるので糖尿病と言います。
しかし糖尿病患者にインスリンを注射するのはインスリンが出ないからではなくて、インスリン効果が働かないことが問題なのです。
糖尿病で来院した患者にインスリン分泌検査をすると100人中インスリンが出ていない人はほんの数人だそうです。
だからインスリンを注射で体内に入れるのではなくて、大方の糖尿病の治療は、インスリンの効き方をよくする治療をすべきだと院長は言うのです。
しかし多くの医師はとんでもないことに、このインスリン分泌検査すらしない人が多いらしいです。
そして岡本院長はインスリン分泌が確認されれば、「ピオグリダソン」などのインスリンの効き方を改善する薬を処方するのだそうです。
それに食事療法などを指導して8割以上の糖尿病患者が脱インスリン注射に成功するとのことです。
インスリンは人口ですから体に良い訳ありません。様々な弊害を引き起こします。
体重増加、網膜症、神経障害の悪化など、、また最近では認知症や乳癌との関係も指摘されています。
死亡率が最も高いのがインスリンの投与で次がSU剤で、次がメトホルミン。
一番安全で一番効くのが先の薬、ピオグリダソンなのだそうです。
日本は死亡の危険性の高いインスリン、SU剤の順に多く使用しているのだそうです。
抗がん剤で殺されている人がいて、インスリンでも殺されているということです。
で、何故なのか? というとこれも「お金なのです」。
インスリンは儲かるのです。
抗がん剤と同じです。
インスリンの注射指導は1回8200円の収入になります。
愛し野内科は毎月600人の糖尿病患者がきますので、もしすべてにインスリンを与えていると毎月500万円の収入になるのだそうです。
指導料だけですから原価0円ですよ。
しかし岡本先生はもちろん、お金よりも患者の幸せを一番に考えるので、インスリンはどうしても必要な人しか与えません。
いやいや、医療界はおかしいですね。
無駄なお金が循環しているのです。
本当に腹立たしいことです。
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2008. 6. 23の「日経メディカルオンライン」に岡本先生の記事が出ていましたので貼り付けておきます。
愛し野内科クリニックが2008年12月ごろの開院ですから、その少し前の記事で岡本先生がオホーツク病院の院長をされていた時のものです。
日本老年医学会より
インスリン投与量多くても離脱はできる
自己注射が困難な高齢者の社会的入院を減らす
比較的高用量のインスリン注射療法を行っている2型糖尿病患者に対し、ピオグリタゾン、グリメピリド、ボグリボースの経口薬3剤併用療法に切り替えたところ、約8割の患者が、切り替え4カ月後のHbA1cが7.0%未満となり、インスリン注射療法からの離脱に成功した。6月19~21日に行われた第50回日本老年医学会学術集会でオホーツク海病院(北海道北見市)院長の岡本卓氏が発表した。
糖尿病患者も高齢化が進んでおり、脳卒中の後遺症や視力低下などでインスリンの自己注射が困難になるケースが少なくない。インスリン注射のために入院が必要になることも多く、「医療資源を有効に使うためには、こういった社会的入院を減らしていく努力が必要だ」(岡本氏)。今回の研究はインスリンの離脱を試みる条件を探るために行ったもので、「離脱の成功率は一般的に、インスリン使用量0.3U/kg/日で50%とされているが、さらに多い使用量でも成功の見込みは大いにあることが分かった」と岡本氏は説明した。
調査の対象はインスリン注射の使用期間が3カ月以上、使用量が10U/日以上の2型糖尿病患者36人。インスリンとピオグリタゾンを併用している、HbA1cが10%以上、悪性腫瘍の治療中、過去に心不全の罹患歴があるなど、インスリン離脱のリスクが高い患者は除外した。年齢は平均67.8歳(40~86歳)で、平均インスリン投与量は0.46U/kg/日だった。
インスリン離脱のために、患者は全員入院とした。離脱日の朝からインスリンを一切投与せず、ピオグリタゾン15~30mgを朝1回のみ食前、グリメピリド1~3mgを朝1回のみ食前、ボグリボースを1日3回0.3mgずつ投与した。コントロール状態によってピオグリタゾンは45mg、グリメピリドは4mgまで増量可とし、下痢などの腹部症状が強い場合はボグリボースの投与を中止した。空腹時血糖が100mg/dL以下もしくは低血糖症状が出るなど、血糖の降下が認められる場合は、グリメピリドから減量し、その後ピオグリタゾンを減量することとした。
集めた患者のうち3人はインスリン療法の持続を希望したり、外科手術を受けるなどの理由で対象から外れたため、結果的に離脱療法を開始したのは36人中33人。離脱初日の最高血糖値の平均は220mg/dL(102~342mg/dL)だった。
33人のうち30人が4カ月後のHbA1cが7.0%未満となり、離脱に成功した。離脱に失敗した1人は途中でインスリン療法に戻り、2人は離脱4カ月後のHbA1cが7.0%以上だった。治療中に心不全、肝機能異常、低血糖症状を引き起こした患者はいなかった。
トータルすると、離脱療法の成功率は83%(30人/36人)。離脱療法が成功した30人の平均年齢は69.6歳、平均インスリン使用量は0.42U/kg/日だった。一方、途中で離脱もしくは失敗した6人の平均年齢は58.7歳、平均インスリン使用量は0.59U/kg/日だった。
会場からはピオグリタゾンによる浮腫の程度について質問があったが、岡本氏は「体重の増加は認められなかった」とした上で「インスリンとピオグリタゾンを併用したときと比べて、ピオグリタゾン単独の方が浮腫は少ないと感じた」と話した。
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