ガンの話が一段落してウツの話へと移行しようとして、いろいろと想いにふけっていると、心とは何かという問題について一度触れておきたい気持ちになりました。
より広い意味での意識の分類は拙稿「真実の扉」の第4章「意識について」に詳しくありますので、興味のある方は読んでみてください。

しかし、そう手抜きをしないで、今の文書として少し書いてみましょうか。

私たちは心とか魂とかいう言葉を簡単に使用しています。
でもその意味を分かって使い分けている人はどのくらいいるでしょうか?
スピリチャルの世界に興味を持っている人でもせいぜい100人に1人程度でしょう。
まして一般の人ではまずほとんどいないのではないでしょうか。

■心のふるさと

しかし心と魂は異なります。
魂は宇宙の唯一絶対の存在から分離した御霊で、もともとは一つの意識でした。
それがより愛ある自分へと成長を試み、意識の分裂を実行しました。
意識のビッグバンです。「ビッグバンの意図」参照。
http://hw001.gate01.com/true-gate/mokuji/honbun/jhoshou(bigban)/jhosho.html

魂にはそもそも個性はなく、私たちが個性と呼んでいるものは肉体からやってきます。
もっと言えば、遺伝子です。

子供が親と性格が似ているのも、兄弟同士に共通点があるのも、血液型で性格が偏るのも、全て同じ血を持つ者から同じDNAを授かっているからです。
心という精神の問題は、元々は肉体が起因となっているのです。
ですから肉体を蔑にして心を語ることは出来ないのです。
民族も民族ごとにそれぞれ性格が似ていますが、これも受精によって継がれる遺伝子の影響です。
男と女とで性格が異なるのも男子の遺伝子を受け継いでいるか、女子の遺伝子を受け継いでいるかということです。
考えてみれば簡単で当たり前のことなのです。

この遺伝子を性格として体現するのが心の役割です。
厳密には民族の集合意識などの形而上の存在もこれに加わります。
集合意識は心の名残のようなもので遺伝子との関わりを持ちます。
だから個性のない魂も、国、民族、男女、家系などで、生まれ変わりごとに新しい心の意識環境は設定されます。
新しい肉体を持つことで、新しい意識下の環境を授かり、新たな学びが始まるのです。

心とは、魂と肉体の間にあるものですが、中央に位置するものではなくて限りなく肉体に近いものです。
心と肉体は一体で、心は肉体の影響を大いに受けます。特に脳の作用を強く受けます。
心の精神が健全であるためには身体も健全である必要があり、特に脳が正しい栄養を補給する必要があります。

■心は思ったほど神秘的なものではない

私たちは心というと目に見えない形而上のもので何か神秘的で、本当はあるのかないのか分からないような手の届かないもので、ついついうウヤムヤしてしまいます。
そんな心の病を治すのは心に直接語りかけるカウンセラーとか、遠回りでも最新の科学の粋を集めて臨床実験を終えた抗うつ剤などと思っているのが現状ですが、その概念を一度払しょくする必要があるのです。
心を治すことでは食べ物が大きな役割を果たします。
それは栄養であり、ビタミンやアミノ酸なのです。

繰り返しますが、心は肉体と密接な関係を持っていて、肉体の体調が不十分だと心も安定しません。
特に脳の構成に必要な栄養が行きわたっていないと間違いなく人の精神は異常を来たします。

このようなことを念頭に置いて、ウツ病を中心とした精神障害について語ってみたいと思います。
精神疾患としては、ウツ病のほかに幻覚の見える統合失調症と呼ばれる精神分裂症、強迫性障害や不安障害などがあります。

■肉体をコントロールすることで心も変わる

魂の研磨は気の遠くなるような生まれ変わりの歴史の中で進化を遂げます。
サイクルが長く人間が短期的にコントロールできるものではありません。
しかし心は今生でできたもので、脳も今生でできたもので、ちょっとした努力の継続で平安を保つことも可能です。

瞑想とか、感謝業とか、憎しみ・妬み・嫉みを起こさなかったかと毎日反省の時間を作るとか、夜更かしをせず、適度な運動を日常的にしながら、無理せず体に休息を与えるとか・・

魂の研磨に必要な大きな苦難を乗り越えるということではなくて、心を洗うにはそういった日常の意識のトレーニング(洗心)が功を奏します。

根気さえあれば、どれもそんなに難しいことではありません。
その中のひとつに、正しい食生活を維持して栄養のバランスを図るということが思いのほか大切となるのです。

精神疾患に関しては、慌てて医師に掛かる前に、このことにもっと目を向けましょう。 ― つづく ―

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