英語で言うところの朝食(ブレイクファスト)の「ファスト」とは断食のことであり、BreakFastとは「(夕食後から続けている)断食を絶つ」という意味です。
フランス語では朝食を「ブティデジュネ(petit dejeeuner)」と言い、これも断食を絶つ、という意味になります。
■間違ったこと(食生活)を前提の対処法は、
普遍的に正しい対処法とはならない
「寝る前に食事をしよう」とまでは言いませんが、「夕食は軽めにという論理」 は、3食をきっちりと摂って肥満気味になっている人には当てはまっても、私のように朝食・昼食を抜き、1日1食であったり、朝抜きの1日2食の人には単純には当てはまらない、ということを書いてみます。
12/4のブログでも言いましたが、「夕食は軽めに摂ろう」という論理の、そのほとんどが〝太るから〟であり、その次の理由としては〝胃から食道への逆流「胃食道逆流症」〟が挙げられています。胃食道逆流症は欧米に多く、日本では少なかっのですが、食事の欧米化で日本でも最近は増えています。
しかし、この逆流も、それを起こしているのは肥満が大きな原因となっています。
また関連したことで、最近増えている「睡眠時無呼吸症」においてもそのほとんどは舌の根元の気道が狭まるのが原因ですが、どういうわけか肥満とは直接の原因はないと言われているのだそうです(「病気にならない生き方」新谷弘実著より)。しかし統計としては7割から8割の人が肥満です(理由が解けないと現実を無視して「関係ない」とされてしまうのはどういう訳か?)。太っている人が寝る前に食事をすると無呼吸症が生じやすくなるのだそうです。
本来食道と胃の間にはこの逆流を防ぐための「括約筋」という筋肉があって普通はこれが弁の役割を担い逆流などしないのです。
ですからいろいろと勘案すると、太っていなければ夕食はそれなりに食べても害はない ということになります。
本来は良くない悪の原因(たとえば朝食を摂る習慣)をそのままにしたままの健康対処法は、本来、常にどこでも取るような普遍的対処法ではないのに、これが善とされてしまいます。
私は「夕食は軽めに」というのはまさにこれに当たる、肥満を前提にした間違った考え方だと思っています。
まず、太るというのは現在の私のように体脂肪率が11%台程度を維持している人間には当てはまりません。
今年の4月に私の腹回りをつまみますと、最大で4センチほどあった腹の皮が、現在は5ミリ程度で、背中もへそ周りですら太いところでも1センチにも達しません。84センチだったウェストも現在は72センチになっています。
これは私が1日1食で、肉や魚をやめ、酒もやめたのが第一の原因だと思いますが、(人にもよるでしょうが)私のような生活をしている限りは、ほとんどの人は肥満とは縁遠い身体作りができるのではないでしょうか。
で、私の場合、体脂肪率が10%を切った時期もあり、ちょっと痩せ過ぎかと今は昼にパンをひとつ(アンパンとかくるみパンとかを)食べたり、甘~いコーヒーを日に2~3杯飲んだりして、体脂肪率は平均11%台にまでなりました。
そんな私にしてみれば、夕食を軽めにしなければいけない理由が〝太る〟のであれば、今の私は逆に、大いに夕食を頬張りたいものです。
そして実際に私は夕食を腹9分目ぐらいは食べています。食後寝るまでの時間は3時間程度で、寝る30~40分ぐらい前までミカンなどの果物を結構胃に放り込んでいますし、豆乳だったりジュースだったりしますが、飲み物も食後1時間したころから何杯か飲みます(食事と一緒や食後直ぐに水分を摂ると胃液が薄まる)。
これは私の今年の4月からの食生活ですが、こんな生活に入る前、今年の3月までの夕食は25年間は寝る前に晩酌をしながら食事を鱈腹食べていました(これはさすがに良くないかも知れませんね)。
■夕食の適正量は朝食との関連抜きには語れない
朝食と夕食はとても関連があるので、「朝食を食べる常識」を前提には、私の夕食についての考え方は語りにくいですね。つまり―
「朝食をしっかり食べる」という常識で生活している場合には、夕食までしっかり食べていると確かに太るでしょう。しかし朝食を食べないと、夜にしっかりと食べても太らないものです。
ところが、これが現代の夕食論理は朝食を食べないといけないという原則から発しますから、話が噛み合わなくなるといわ訳です。立場が違うのですから・・・
先に述べたように、私は寝る少し前まで果物を食べたり、ジュースを飲んだりします。
しかし夕食の中のブドウ糖がたとえインシュリンの作用でグリコーゲンに変えられ、筋肉と肝臓に充分に蓄えられ、みかんやジュウスから摂ったブドウ糖が飽和状態になった筋肉と肝臓をパスして直接脂肪になったとしても、朝食を抜くことでそれが翌日にはエネルギーとして消費されるので太らないのです。
逆にいうと、朝の活動(とダイエット)ためにも、夕食はしっかりと食べておく必要がある のです。
ですから、朝食を食べない人の場合には、夕食の量は気にすることなどないのです。
満腹感は胃で感じるのではなく、血液中のブドウ糖の量で感じます。
そして睡眠中はエネルギーを使わないので、朝は夕食時のエネルギーがグリコーゲンとして肝臓と筋肉には満杯で、それが血液に送り出されることによって、空腹感を感じずに活動することができるのです (朝お腹が空かないというのは自然の摂理です)。
朝は前日溜めた脂肪のエネルギーを消費して活動しますので、朝食を抜くと痩せるのです。
むしろ、朝食を摂ると前の晩に食べた食事がエネルギー(グリコーゲン)として筋肉や肝臓に充満しているので、更なるブドウ糖の補給は筋肉や肝臓をパスして脂肪となって肥満を招くのです。
朝いつもお腹が空くという人もいますが、これは、いつも朝食を食べていると身体が安易に外からの栄養に頼っているために、そのパターンを作ってしまっているのです。体内に蓄積されているエネルギーを使うより、外から安易に入ってくるエネルギーを使ったほうが(エネルギーを消費しないほうが)楽なのです。
そして忘れてならないのは、〝継続は力なり〟です。
朝食を抜く生活を勝ち取るには最低1ヶ月はかかると思ってください。
■宇宙の摂理から考える
昔から「食べてすぐに寝ると牛になる」と言います。
そしてそう言われてきた人も多くいるでしょう。
実際に牛は食べてすぐに寝るのですが、それでは、牛は間違った生活を送っているのでしょうか?
自由意思のある人間は間違った判断をたくさんしますが、自由意思のない動物は間違った判断はほとんどしないのです。
牛の習慣を馬鹿にするのは人間の傲慢です。
後日、述べますが、動物は自由意思がないために(自由に意志を使うと秩序がまったく保てない段階にあるために)本能が意志に代わって働くので、牛の行動は神の意思の表れであることが多く、正しい場合が多いのです。
自然の摂理が本能のままに牛を横たえているのです。
で、人間の場合は眠くもならないのでしょうか。
いやいや、人間も眠くなります。
だいたい誰でも食後1時間以上経つと眠くなってきます(本来はここで寝てしまうことをお勧めします)。
このような自然の摂理がはたらいている〝理(わけ)〟を無視して、人間が勝手に摂理を作ってはいけません。
「食べてすぐに寝ると牛になる」という人はまず、自然の(牛の)摂理が間違っていることを説明するか、少なくとも、牛の摂理は人間にはそぐわないということを質してから法を説かねばならないでしょう。
後で述べますが、食べると1時間ぐらいすると眠くなるのは自律神経の1つである「副交感神経」が働くからです。
自分の意志で始動しない自律神経には活動をサポートする神経である「交感神経」と、休むことを促す神経である「副交感神経」の二つがあり、必要に応じて自動的に切りかわります。
この現象は、「食後1時間したら寝たほうがいいよ」というメッセージと受け取ることだってできるのです。
自律神経は人間が自由意志では司れない部分で、神が代替して動かしてくれている秩序であり、摂理です。
これも簡単に無視してはいけません。
このように考えると、「夜食べると太る」という摂理の事実も考え方1つで判断は180度変わります。
「だから、夜食べてはいけない」のではなくて、「夜食べると太る理(わけ)」「夜食べると眠くなる理」をなぜ神様は人間に与えているのかをも、考えなければならないのです。
これも、朝食を抜くという関連事項が、正しい食生活であるということが理解できないと、解けないのです。
ダイエットを考える前に質すべき理があります。
本来は(朝食を抜くなど正食をしている限りは)夜はそれなりに脂肪を作っておく必要性(理)があるのです。
「朝食を摂る」という間違った常識を続けていると、「朝食を摂らない」という常識と連携して作られている「夜食べると身になる」という、本来は身体にとって良いはずの〝摂理〟としての事実も、ダイエット賛歌の下にみんな狂ってしまうのです。
実際に「夜食べると太るから少なめに」と説いている人のほとんどが、論理的な見解から朝食を摂ることを勧めています。
彼らには、朝食を長期にわたって摂っていないという経験をして物を言っている人はほぼ皆無なのです。
テレビなどでも、2週間程度の実験で普段から朝食を食べている人たちを朝食を抜くクループと朝食を続けるグループに分け、その後の実験経過を見て、朝食を抜いた人がダルさなどの不調を訴えたり、太ったりして、朝食を食べないことを「好ましくない」と結論づけるような番組はいくつも見受けます。
しかし、
普段朝食を食べない人たちを対象に同様の実験をすれば、
それとは比べものにならないぐらいに不調を訴えたり、肥満が増えるのは、
日に一食主義の私としては火を見るより明らかです。
でも、そんな実験は行われないのです。
■自律神経の働きから
自律神経には2つあります。
1つは交感神経で、もう1つは副交感神経です。
寝るときは休むことを促す神経である「副交感神経」が働きます。食事をするとやはりこの「副交感神経」が働きます。心臓の働きは穏やかになり、血圧は下がり、瞳孔は小さくなり、体全体が休みを促します。 ― つづく ―