「アミ 小さな宇宙人」の本では愛にあふれた星を「親交宇宙」と呼びます。その親交宇宙であるオフィルという星をアミと供に訪れる場面があります。オフィルにはお金がないことや、愛以外の規則がないことや、人に命令しないことや、警察がないことが書かれています。
 またこの星は科学が前面に出た、たとえば超高層ビルの間を宇宙船が飛び交っているのではなく、どちらかというと田園風景に近いものと言います。
 未来を語るときに高層ビルが立ち並び、その間を飛行物体が飛び交うという情景がよく使われますが、あれは間違いです。

 お金がない社会とか、私有財産というような制度がない社会とか、投票のない民主主義の社会秩序とかいうと、実際にその秩序を想像することさえ現代人には不可能、というのが普通でしょう。
 私たちは実際に経験していることの中から答えを探すという物事の探求の仕方に余りにも慣れすぎてしまっています。いままでの経験の中にはユートピアの真実はなく、経験していないことの中にこそ、それは存在していて、「真実の自分」に焦点を当てることでそれはやってくるということを多くの人は理解していません(だからこそ理解し難いのだが)。
 ですから多くの人は自分の中ではなく過去の結果など、自分の外に答えを探し出そうとしています。私はしばし本を余り読まなくなった時期があるのですが、その理由も、しばし自分の中に焦点を当てていたかったからです(ショーペン・ハウエルは「読書とは人の頭でものごとを考えることと」言いました)。
 しかしながら一方ではそのヒントが私たちの相対界としてある現実の生活の中にいっぱい詰まっているのも真実なのです。そしてヒントは多くの真理の訪れのきっかけとなっているのも事実なのです。


幸せな普通の家庭にはユートピアの秩序がある

 新しい地球の秩序というものは実際の地球の組織でも至るところでみることができるのです。以前も書きましたが、それは愛のある家庭の中にもみることができます。アミもそのことを何度か言っています。
 新しい地球の秩序というのは人類全体が「幸福な家庭」と同じ秩序の元でひとつに成ればいいのです。私たちの幸福な家庭では投票による議員の選出はありません。なんとなく当たり前のように中心人物が存在しています。だからといって中心人物が家族の自由意思を奪っているわけではありません。お金も、家庭内で物を売買することには一切使われていないはずです。家の中ではお金は必要としていないのです。新しい地球の秩序は真の自由意思の元で人類全体がひとつの家族となります。アミはこう言います。

【〝力ずく〟でとか〝破壊する〟とか〝強制する〟とかいったことは、みな、地球人や未開人のやることであり、暴力なんだよ。人類の自由とは、われわれにとっても他人にとっても、なにかもっとずっと神聖なものなんだ。一人ひとりにみな価値があり尊ぶべきものなんだ。そして暴力やむりやり強制するといったことは、宇宙の基本法を破ることでもあるんだよ。(略)・・・・】


地球人類の運命の分かれ目

 実際に私たちが愛する人同士の小さな集まりの中で表現している秩序を地球全体でも表現すればいいのです。言うはやすしですが、それを表現できるような大きな愛の心をつくらなければそれは不可能です。
 確かに大変なことですが、もう時間がないのです。本当に短時間の間に多くの人類が新しい地球に住めるように、愛ある心に変えていく必要があります。しかしそれには人類の愛の心の度数(愛の度数というものがあるらしい)が上がらなければなりません。
 アミが言うボーダラインは700度程度のようですので大変な数字です。なにしろ現在、地球人の愛の度数の平均は550度で、アミですら760度だというのですから。いまの現状だと700度以上の人などこの地球上に何人いるのでしょうか。
 いまのままだとほんの一握りの人しか新しい地球には移行できません。多くの人類の荒い波動を受けて地球は地殻変動を起こし、人が一時的に住めない状態になることが考えられるからです。そしてその場合には宇宙船による空中携挙(宇宙人によって、愛が700度を超える人を一時的に宇宙船に非難させること)がなされるでしょう。
 でも多くの人の心が新しい地球に移行できるまでに洗われれば(それが100人に何人になればいいのかは分からないが)、地球は癒されダメージは幾分少なくなるかもしれません。宇宙船の出番もなくなれば良いのですが…。

 けっして人を強制するということなく、私たち一人ひとりが新しい地球の建設に向け人々の意識の変革に貢献するときなのです。   ― つづく ―

写真は今朝の桜島。鹿児島市内のホテルから撮りました。