
むかし皇太子殿下がご成婚以前に「理想の伴侶」について聞かれたとき、「まず価値観が同じであること」と言いました。しかし人間が生きていくにおいて価値観が同じだから夫婦生活も幸福とは限りません。もっとむかし、桂三枝が初めて結婚するとき、「どんな苦労があっても夫婦2人で困難を乗り越えて、なんていうのはいやだ」いつも2人で幸せでいたいようなことを言いました。
気持ちは分かりますが、それはあり得ません。価値観がぶつかることで成長している夫婦がほとんどなのです。
家族関係、親戚関係、夫婦間、会社の同僚関係・・・ とにかくすべてがうまくいくということはないのです。それでしたら初めから地上に生まれる必要はありません。進化の法則から言えば、すべてがうまくいく人生など何の意味もないということになるからです。夫婦間がうまくいっていれば、必ず他の人間関係などで混乱をもたらすという仕組みが出てきます。
皇太子殿下は確かに価値観が非常に近い方とご成婚されたようですが、他のところで問題がでてきています。
もちろんそうは言っても、人によって人生の幸福・不幸の差の量は間違いなくあります。その人の生き方、姿勢、動機の持ち方などで変わるし、生まれてきた(生まれる前に持った)人生の目的によっても現れ方はまちまちです。
そして魂が進化しているか否かで、どの程度の犠牲に耐えられるかとかも、それぞれ異なるので、魂の進化している人のほうがそうでない人と比べて激動の人生を送ることは充分考えられるのです。
イエスや、1歳にして視力と聴覚を失い、当然話す術も失ったが、なおも生きる努力を続けた聖女ヘレン・ケラーの場合などがその典型です。ヘレン・ケラーの場合には、両親も、ヘレンを立派に育てた教師アンニー・サリヴァン嬢も魂の高い人でした。この苦悩を通して、4人の魂は死後更に高いところにと行ったことでしょう。これも神様が仕組み、それに同意した魂たちの光の物語です(― ヘレンケラー物語― 落ち込んでいる人にお勧め、勇気とやる気が出てきます)。
♪かくも家族というものは
よく考えられて仕組まれたTag Team
なかなか直せない性質の悪さを抱えた僕らのために
神様が考えて仕組んでくれた
それはまさにTag Team… ♪
♪この家族しかつかめない幸せが
この先に必ずある♪
多少、話が逸れたかも知れませんが、私たちが作り出している現実は、現実化されるなりの意味があり、それが苦悩であっても、それをどのように受け入れるかで現実の作られ方はまったく異なってきます。苦しみを希望へと転換させられるかどうかも受け入れ方次第です。
自分を信じて不断の努力を継続し、被害者意識を持たずに、自分を通じて真摯にそれを探れば、きっと自分の中から希望への答えはやってくるでしょう。
槇原敬之の詩の世界
9回にわたったて槇原敬之の詩の世界を歩いてきましたが、彼の詩には霊的な真理を正しく捉えている人しか分かりえない深遠な理解があります。彼自身は生まれ変わりも信じているし、人間が幸福になるためにはどうすれば良いのかということも正しく理解していると思います。ただ、周りで彼の歌を聞いている多くの人が、まだそのことに余り気づいていないようです。
彼自身頭のいい人だと思うのは、だからといってそれを誇張しないで、しかし分かってもらえるようにと、さりげなく歌という文化作品の中に置いていっています。
宮沢賢治も、 映画マトリックスの制作に当たったウォシャウスキー兄弟も、そのことを理解しています。そしてこの次元の上昇期にひとりでも多くの方に真理の探究をして欲しいと願い、天と共に活躍を続けています。
今日の絵は、Jhon Iammatteoさんの 「park」(題名というより記号のようなもの)、彼の絵の中で私が一番大好きなものです。神秘的で本当にこの絵は何度見てもいいなぁ。この絵を見て扉の向こうに入って行きたいという思いを持たない人がいたら病院に行ったほうがいいのでは? と(半分冗談ですが)思ってしまいます(半分本気)。
どういうわけか、彼の絵の原画は、私の自宅に結構あります。