今朝の空。


雨です。


雨だけど、傘をさしてちょっとだけお散歩。


いつもの木にあいさつだけして、


家に戻りました。


静かな朝。

 
 
 
 

 
 

 

 

こんにちは。姫田ゆきこです。

 

私は21年間保育士として働いていましたが、縁あって44歳で結婚して

45歳で高齢出産。憧れの母になれたのに、子育てに悩みまくり、挫折の日々。

息子の不登校、身近な人の闘病、死を経験して、自分と向き合うことになりました。

何者かになろうとしていた自分やたくさんの思い込みを手放していく中、

少しずつ身軽になっていきました。

これまでの経験から学んだことが、何か誰かのお役に立てたら

嬉しいなと思い、発信していきます。

 
 私は40歳の時に初めてフルマラソンの大会に出ました。

宮崎県の青島太平洋マラソン。

神奈川県にいて、なんで宮崎?

と思うかもしれませんが、

湘南国際マラソンで10キロ走った時に、

たまたま小耳に挟んだのです。

宮崎の青島マラソンは、アップダウンも少なくて、

走りやすいよ。

と見知らぬランナーの方が話していたのを。

ふーん。

宮崎か。

いいかも!

と、そんな感じで決めました。

一人で行くつもりでしたが、

今は亡き友人に話したら、

「宮崎は行ったことないから行きたい!」

と言い出して、

走らないけど、応援に行く。

と一緒に行くことになりました。

大会は12月。

宮崎はポカポカ陽気でした。

前日に宮崎入りして、

日南海岸方面を観光。

どこだったか?海沿いの神社で瓦け投げしたなぁ。

青島神社にもお参り。

夜は居酒屋へ行って、

前祝いだと言ってビールや芋焼酎を飲む友人。

私は前日はアルコールは止めて、

酔いつぶれて寝る友人の横で、

緊張と興奮で一睡もできませんでした笑い泣き笑い泣き笑い泣き

翌日は42.195キロ走るのに。

でも、体を休めるだけで全然違うから、

とにかくベッドに横になり、

朝を迎えました。

ホテルはマラソン大会用に、

5時から朝食を提供してくれていて、

ランナーで賑わっていました。

炭水化物中心にしっかり食べて、

エネルギーをチャージ。

会場に向かうバスの中から朝日がとてもきれいに見えました。

応援してくれてたんだなぁラブ

受付を済ませて、

トイレに向かうとめっちゃ混んでいて、

トイレには行かない友達に荷物を持ってもらい、

出てくると、

友達の姿が見えません。

あれ?

どこ行っちゃったの?

手荷物は友達に預けていて携帯もなくて、

連絡もできず。

しかも、走る用のウエストポーチを持ってもらったので、

ランニング用の時計も、

途中で栄養補給するためのゼリーも、

みんな友達が持ってますガーン

えー!!

どうしよう笑い泣き笑い泣き笑い泣き

総合案内所に行って事情を話して、

放送をしてもらったけど、

聞いてないのか?聞こえないのか?

友達は現れずえーんえーんえーん

時間だけが過ぎていく。

どうしよう…

もう、このまま走るしかない。

時計もないし、お守りもゼリーも、

何もない。

私の体ひとつ。

不安だけど、

やるしかない。

覚悟を決めて、

上に着ていたジャージを、

スタンドの椅子に置いて、

スタートの列に並びました。

初めてのフルマラソン。

ただでさえ、ドキドキだけど、

昨夜は一睡もできず、

準備していたグッズもなくて、

万全とは言えない。

でも、私はここにいる。

練習もしたし、

後は一歩ずつ前に進むだけ。

そんな心境で、スタートしました。

たくさんの人達が沿道で応援してくれてます。

ふと、見ると、

そこに友達の姿が!

笑い泣き笑い泣き笑い泣き笑い泣き笑い泣き笑い泣き

いたー!

ミラクルだ~!!

のんきに手を振ってます。

「ウエストポーチちょうだい!」

と声をかけて、

ウエストポーチを受け取り、

「がんばってね~!」

「うん。ありがとう。後でね!」

と、それだけ告げて走り出しました。

もう、これで、もう大丈夫。

絶対に完走できると、

確信しました爆笑爆笑爆笑

いつだって、

ハラハラドキドキしても、

何とかなる。

体があれば、

何とかなる。

沿道でたくさんの人達が応援してくれて、

がんばってね!

と言われると、

疲れてても、

元気が出る。

30キロ過ぎあたりで、

ゴール地点のスタジアムの横を通るので、

えー!ゴールが見えてるのに、まだ行くの~?

と精神的にキツいところで、

「ビールまであと、10キロ!」

という手作りプラカードが見えて、

また、元気が出る。

35キロくらいでめっちゃ体が重くて辛い時に、

日向夏ゼリーがエイドステーションにあって、

その甘酸っぱさに元気がでて、

残り2キロから、ラストスパート!

ゆっくりペースだけど、

5時間をほんの少し切るタイムで無事に完走。

その晩は、

また居酒屋に行って、

ビールや芋焼酎で、

乾杯ラブラブラブ

なぜか筋肉痛もなく、

とても元気な私。

友達にも「マラソン走った後とは思えない。」

と、言われました。

そして、翌日には、

鹿児島の霧島温泉に移動して、

1泊。

その夜はふたご座流星群が見られると聞き、

寒空の中、

友達と宿の外に出ると、

満天の星空。

そして、流星群。

あの空はマラソン完走した私への、

空からの贈り物。

忘れられない夜空のひとつ。

いろんなアイテムを身につけて、

準備万端で臨むのもいいけれど、

何もなくても、

大丈夫。

体があれば、

何とかなる。

これまた、何とかなるを、

体験した出来事でした。

つい、忘れちゃう。

何とかなるってこと。

それには、

何とかしなくちゃ!

あれがないとダメ。

これがないとできない。

なんてことはなくて、

本当は何もなくても、

何とかなるってこと。

覚悟を決めて、進んだら、

何とかなる。

でもさぁ、

進まなければ、

何も起こらない。

そのままの自分だと、

ちょっと怖いかもしれないけど、

何とかなっちゃうんだよね。

なぜか、今日は、

初めてのマラソンの日のことを

思い出したので、

綴ってみました。

一緒にあの夜空を眺めた友達は、

今はあちらにいって、

空から私のことを眺めてるのかな。

あの時は、

ハラハラさせちゃってごめんね。

でも、おかげで何とかなるを

体験できたでしょ?

って笑ってるかも爆笑爆笑爆笑



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