こんにちは。姫田ゆきこです。

 

私は21年間保育士として働いていましたが、縁あって44歳で結婚して

45歳で高齢出産。憧れの母になれたのに、子育てに悩みまくり、挫折の日々。

息子の不登校、身近な人の闘病、死を経験して、自分と向き合うことになりました。

何者かになろうとしていた自分やたくさんの思い込みを手放していく中、

少しずつ身軽になっていきました。

これまでの経験から学んだことが、何か誰かのお役に立てたら

嬉しいなと思い、発信していきます。

 
 



今朝の空。曇りだなと思っていたら、

朝日が顔を出してくれました。



私が大好きなこの木には、たくさんのつる草が絡まっています。

こんなに絡まれて重たくないの?

と問いかけると、

「大丈夫だよ。一緒に生きてるんだ。」

と答えが返ってきました。

なるほど!

一緒に生きてるのか。

雨の日も風の日も一緒にいて寂しくないね。



朝の公園。

クモの巣にひっかかる笑い泣き

自分と違う誰かと生きている。

時には、あー、重たい!って思うこともあるけど、

誰かと繋がって、ご縁ができて、

一緒に生きる。

それはとても奇跡的なことなんだなぁと

改めて思いました。


先日、息子のフリースクールに一緒に行った時に、

とても素敵なお母さんに出会いました。

その方は、親の会には参加されなかったので、

お話する機会はありませんでしたが、

ママ友から話を聞いていた人です。

お子さんを初めから学校に通わせないで、

ホームスクーリングをしているとのこと。

もちろん、お子さんにどうするのか?

選ばせて、

学校に行かない選択をしたので、

ホームスクーリングをしているそうです。

それを選んでくれたことがとても嬉しいと

言っていて、

フリースクールに通わせたり、

自宅でも様々な体験をさせているそうです。

短期の里親もされているそうで、

それもとても楽しんでいるとのこと。

子ども達との生活を楽しんでいる。

私の憧れのお母さん。

実際にお会いすると、

本当に自然体でとても可愛らしい印象の方でした。

私もあんな風に子どもとの生活を楽しめるお母さんでいたかったなぁ。



本来の私は枠にはめられるのが苦手で、

枠の外にいたい。

でも、それはとても勇気のいることで、

なかなかできませんでした。

うちの息子も枠からはみ出して、

自由にしたいタイプで、

私はそれがよくわかるだけに、

何とか枠の中でうまくやれるように、

一生懸命になっていました。

枠の中にいれば安心だから、

こっちにいて。

とやりながら、

本当は自由にさせてあげたい。

と心の中では相反する思いを抱えていました。

本当の思いには蓋をして、

ちゃんとしたお母さんである自分でいる。

本当に自由にしたかったのは、

私でした。

この子は集団生活はきついだろうなと思いながら、

幼稚園に入れて、

あー、ここからこの子は何年間、集団生活を送るのだろう?

と気が遠くなるような気持ちになったりもしました。

その時の私には、

皆と違う選択をするとうことは

怖くてできませんでした。

自由でいたいけど、

そんなことはできない。無理!

と思っていました。

気ままでマイペースな息子も、

何とか卒園して、小学生になりましたが、

2年生から学校に行きしぶり、

五月雨登校から、別室登校を経て、

不登校となり、

枠から飛び出しました。

私は勇気がなくてできなかったことを

息子はあっさりとやってのけました。

時代の違いもあるけれど、

まだまだ少数派。

でも、息子の周りには、

それを否定したりする人がほとんどいません。

そんな息子を受け入れてくれる人がたくさんいて、

大丈夫なんだと、

私に教えてくれます。

ちょっと遠回りしたけど、

枠から出ても怖くないことを体験できた。

そして、実は枠なんて本当はなかったこと。

自分で勝手に作っていただけだってこと。

安心したいから、自分で作っていた枠に、

囚われていただけなんだ!

と気付きました。

安心して生きるために必要なら、

それがあなたを守ってくれるものなら、

その枠はあってもいいと思います。

でも、本当は必要なかったり、

それがあなたを苦しめているものなら、

それはもういらないと、

手放してもいい。

枠の外は怖いことなんてない。

今からでも遅くない。

ずっと枠の中にいなきゃと

がんばってきた私も、

これからは枠の外の世界を

楽しみたいと思ってます。

もちろん、ずーっと枠の外にいるわけではなくて、

入る時もあれば、出てみることもできる。

そんな感じでいいかな。

いいとこどり??

もう、すでに楽しんでます爆笑爆笑爆笑



キャットタワーの上でふて寝するがんも君。