選手の入退団については発表された順に少しずつ丁寧にコメントして行こうと思っていたが、溢れる感情を吐き出さないと明日のレッズフェスタを迎えられそうにないので、先に書きたいと思う。
ある程度覚悟はしていたが、新体制がお披露目されるレッズフェスタが近づくにつれ淡い期待も生まれ始めていた。
一方で、何の知らせか昨晩急に2012年のU-20女子W杯の映像が観たくなって、録画を観ながらそのクレバーでガッツあるプレーに恋しさのような思いも募らせていた。
藤田のぞみ、現役引退。
女子サッカーの魅力を選手個人のプレーで語るならば、私は藤田のぞみと答える。迷うことなく。
小さな体から繰り出されるクレバーでテクニカルで、そして何といってもガッツあるプレー。
おっとりとした面持ちがピッチに立つと誰も寄せ付けない戦士の表情に変わり、そして喜びに笑顔がはじけ、悔しさに涙することも多々あった。
その一つ一つにハラハラさせられ、心動かされ、どれだけ魅了されただろう。
ひたむきで本当にサッカーが大好きなのが伝わってきた。
藤田のぞみという選手に出会えて、スタジアムでプレーを観ることが出来て本当に良かった。
全力プレーに最大限の拍手で応えた日々を誇りに思うし、絶対に忘れない。
涙が出るほど感動した。
ありがとう、藤田のぞみ。
ありがとう。