プレビュー 2014エキサイティングシリーズ第3節 vs ジェフユナイテッド千葉・市原レディース | Redの足跡 ~浦和レッズレディース~

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■前回の対戦
2014年8月2日(土) 18時キックオフ・フクダ電子アリーナ
ジェフユナイテッド市原・千葉レディース 0-0(前半0-0) 浦和レッズレディース


レギュラーシリーズ優勝を目指すレッズレディースと下位リーグ圏から上位リーグ圏へ浮上したいジェフの両チーム負けられない一戦。


前線からやみくもに追い回すのではなく、しっかりとブロックを作って網に入ってきたところにプレスをかけてくるジェフに対し、ブロックの外ではボールを回せるものの、崩しのところでミスが多く攻めあぐねたレッズレディース。
後半に入ると逆にジェフが攻撃のスイッチを入れ、危ないシーンを多く作られる。

ジェフは千野選手が存在感高く立ちふさがり、レッズレディースは起用された4人のフォワードが全員シュート0本とお粗末な出来。


スコアレスながらいつ刺されてもおかしくなかったのは間違いなくレッズレディースの方だった。



■ジェフユナイテッド市原・千葉レディース
上位リーグは最後尾からのスタートとなったジェフ。
優勝の可能性はゼロではないものの"失うものはない"という気持ちでひとつでも上の順位を目指す戦いと言えるだろう。

上位リーグの初戦は湯郷に敗れたが、2戦目は川澄選手の復帰した神戸に対し点の取り合いを演じ、ラストプレーではペナルティエリア内からの相手の間接FKを体を張って防ぎ4-3の劇的勝利を飾った。

それから約1ヵ月の中断を挟んだが、良い感触が残っているだろうか。


一方で櫻本選手がその神戸戦でイエローカード2枚をもらい退場。今節出場停止であることは痛手に違いない。

また攻撃の核である菅澤選手も代表から戻ったばかりでコンディションが気になるところ。


ただ、繰り返しになるが"失うものがない"という強みは間違いなくあるはずだ。



■みどころ
まずば選手のコンディションが気になるところ。
吉良、猶本、臼井はアジア大会代表から2日に帰国して中1日。
U-18のトレーニングキャンプに参加していた選手たちもいる。
逆に代表選手以外は9/7のベレーザ戦後約1ヵ月公式戦から遠ざかっている。

特に猶本についてはこれまでの使われ方を考えてもよほどなことがない限り外しづらい。
一方で猶本のできが試合のでき(結果ではない)を左右することも多いので状態が気になるところ。
いずれにしてもサポーターとしては選手たちを全力で支え鼓舞するのみだ。


試合の展望に話を移すと、ジェフ側が前回の対戦同様しっかりとブロックを作り守備的にくるのかは一つのポイントだ。
前回の対戦とは置かれている状況が大きく異なり、失うもののないジェフが神戸戦の勢いのまま攻撃的に来くると、怖い反面でチャンスとも言えるだろう。
ジェフの両SHのポジションの高さに注目したい。


攻撃では恐れずに中央を使っていけるかがポイントだ。
FW、SH、ボランチの3人で近い距離の三角形を作り、ブロックを作られた中でも積極的にボールを入れていきたい。
ジェフ櫻本選手のいない中央で、分かっていても止められないような三知の力強いポストプレーや強引な突破に期待したい。


守備ではレギュラーシリーズの直接対決2試合を無失点で抑えている。
菅澤選手をしっかりと抑えているというより、攻撃面で押し込んで孤立させることができているところが主な要因だ。
ただし今回はジェフが守備的にくるとは思っていないし、同じ過ちを3度は繰り返さないだろう。
INAC神戸戦でもボランチの川村選手と瀬戸口選手がゴール前に飛び出してのダイレクトシュートを決めているように、中盤から積極的に飛び出して得点を狙ってくるに違いない。
左SBに和田が入る場合は高畑がサイドへのカバーリングの意識を高くする傾向にあるが、中央を決して空けてはならないし、逆にサイドバックは絞る意識を強く持たなければならない。

彩乃の経験と個の強さに期待したい。


全体としては前節のベレーザ戦の前半の戦い方ができれば、ジェフが例え攻撃的にやりたくても出れない状況をつくれるだろう。

ベレーザ戦同様にまずはハードワークすることから始めたい。


慢心ではなくこの試合必ず得点できる。

この後の中2日での湯郷、新潟との連戦へ向けてもしっかりと自信を深める勝ち方で、リーグ優勝へ勢いをつけたい。



■試合に向けて

久しぶりの公式戦でワクワクする気持ちが抑えられない。

優勝へ1試合も負けられないが、ただただ選手たちのプレーを観たいという気持ちで溢れている。

大丈夫だ。

素晴らしい勝利をつかみ取るに違いない。



以上。