明日はアルビレックス新潟レディース戦 | Redの足跡 ~浦和レッズレディース~

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今日も更新が遅くなり申し訳ない。

明日の新潟戦に向けた試合の展望である。


残留争いで下ばかり見ていたが、遮二無二勝点を重ねてきた中で、いつの間にか並んでいた新潟。

前節の吉備戦での勝利を無駄にしないためにももう1戦、大事な試合である。


■前回の対戦

リーグ第6節、1-2の敗戦。

前半8分に和田のクロスから安田のヘッドで幸先よく先制したもののその後膠着。そして後半の勝負弱さが出て逆転負けを喫したゲーム。

シュート数も両チーム5本づつと、得点シーン以外の見せ場はなく正直おもしろくないゲームで、いよいよもって「このチーム、やばいのではないか」と悪い意味ではっきりし始めた試合だった。


■スタメン

*今週も事前練習情報はなし。

前節に引き続きU-19で猶本、栗島が不在。U-23に招集された吉良、あかね、りなぞーは大会が終了し帰国してはいるが、コンディション、コンビネーションともにいきなりのメンバー入りは難しいだろう。

よって、前節吉備戦のメンバーがベースとなるが、FWに中村を継続起用してくるかがポイント。新潟は長身CBの北原を中心として、吉備ほど中央の守備が不安定なチームではないので、早目に中に放り込んで押し込む戦術が有効だとは思はない。オーソドックスに安田や、機動力のある泊を使うのも面白い。

しかし本命は吉備戦と同じメーンバーを予想。


■攻撃面

先程は「吉備ほど中央の守備が不安定なチームではない」とはいったものの、新潟の守備はリーグ後期に入り4試合で11失点と絶不調であることも事実。ほとんどの失点が速攻や、一瞬の隙を狙われたもので、押し込まれたというよりも集中力を欠いたケースだ。

よって、ひとつは三知の動き出しを見逃さずに勝負のパスを何本入れられるか。もう一つはシンプルにサイドを使い早目に仕掛けること。いずれも手数をかけずに攻めきることを意識したい。


■守備面

吉田監督になり順調に勝点を積み重ねているが、3試合で5失点していることも見逃してはならない。

新潟と同じく一瞬の隙を狙われた失点がある一方で、特徴的なのはセットプレーから失点していること。

新潟はセットプレーのイメージはあまりないが、長身選手もいるので十分注意し、ウィークポイントと言われないようにしっかりと対応して欲しい。


それから前節の吉備戦では、失点して出てくる相手に対してラインが揃わない場面が多く見られたものの、ベンチから修正する動きが少なかったように見えた。その真意はわからないが、ライン設定が吉田サッカーの生命線であることは確か。個人での推進力のある新潟攻撃陣に対して、前後のコンパクトさはもちろんのこと、左右のスライドを速くすることを心がけ、特に中央をしっかり絞って割らせないように集中したい。


■新潟レディース

後期リーグに入って絶不調で、あれよあれよと残留争いに巻き込まれてきた新潟。カップ戦ではINAC神戸に善戦するなど良いサッカーをしていた印象を持っていたが、どこで歯車が狂ったのかパス回しがチグハグ。前節は仙台にラストプレーで同点弾を奪われるなど、自信を失っている状態ではないか。

前線が孤立して起点になれず、低い位置でつなごうとすると引っ掛けられる状況は、あれ?少し前のどこかのチームに似ているかもしれない。

レッズレディースが調子を上げているとの情報も得ているだろうなか、勝点で追いつかれた方の新潟が、残留に争いの1戦に対して、うまくメンタルコントロールできているかが鍵だろう。


要注意は山崎選手。

縦への突破力とミドルレンジからのパンチ力もあり、一人でも一発を持っている選手。前回の対戦でも中央をスピードで突破され悔しい決勝点を奪われた。

トップより少し下がった位置からスピードに乗って入ってくるので、中央をしっかりと固め、浮かないように注意深くマークしたい。
それから、新加入のマッカーティー選手。

現段階では何とも言えないのだが、不気味な存在であることは確か。


■キープレーヤー

キープレーヤーは和田。

チーム全体が押し込まれる試合が続き、守備の弱さばかりが指摘されていたが、高い位置で起点ができ始めた最近では、持ち前の攻撃センスで魅了。崩しの起点になるプレーやクロス、ミドルシュートでチームの攻撃を活性化させている。

前回の新潟戦では素晴らしいクロスで先制点をアシストするも、守備では背後を取られて突破を許し、失点のきっかけになってしまった。

今回の対戦ではもちろん攻撃面での貢献を期待。特に起点になるプレーよりも、タイミングよいオーバーラップで駆け上がり、深い位置からのクロスを何本供給できるか注目したい。

ヘロヘロになっても最後まで上下動をやめない姿をみせて欲しい。




前節に続き残留へ大きく前進するための大事な試合。

吉備戦に勝利したことで、いくらか心理面に変化が生まれてはいるだろうが、まだまだ厳しい戦いの真っ只中。開幕戦の勝利のあと、ズルズルと負けを重ねたあの日々を教訓として、もう一度気持ちを引き締めて臨みたい。

地獄をみたからこそ得た一丸となり闘うことの大切さ。

その強さを一ヶ月ぶりの駒場で勝利という形で証明する。





*先週に引き続き、トップチームが勝利してのレーディースの番。いい流れ。

そして黒ゴマプリン食べたい。