「サヨナラ」は、
本当は一ヶ月前に作った
想像の未来だった。

結局今まで起こった出来事も
現状も、君の気持ちも、
全て想定の範囲内だったんだ。

唯一範囲を超えてしまったのは、
あたしの気持ち。

君が好き。
あたしを好き。
大切なのはその気持ち。

それだけを大切に真っ直ぐに
愛し合えば、
もっと伝わってたんだ
ってやっと気付いたの。

だから
君以外に吐き出す気持ちは
もう何もない。

だから
理解者のふりをして待った道は
もう待てない。


サヨナラ



繋いでくれたその手を
今夜も信じてあたしは眠ろう。