暫く、長文の難しい内容が続いたので、
今回は少し趣向を変えて、
Sarah Brightmanが歌う
『Sogni ft. Vincent Niclo』を、
男女の恋愛ではなく、
本質=至福への帰還として受け取り、
現代語による自由詩として書いてみました。
 


 

 

☆☆☆愛しいものよ、どこにいたのか☆☆☆

 

 

長い年月を経て
それが夢だったのか
現実だったのか

 

私は
本質から遠ざかっていた

 

名前も 役割も
望みも 恐れも
すべてをまとったまま

 

私は
本質としての私を
見失っていた

 

けれど
あなたのまなざしが
私に思い出させる

 

夢と呼ぶには
あまりに痛く
現実と呼ぶには
あまりに深かった日々を

 

失ったものも
離れた場所も
終わった役割も

 

すべては
私を奪ったのではなく
私を本質へ戻していた

 

奥の奥で
消えずに残っていた
小さな灯

 

愛しいものよ
どこにいたのか

 

いいえ
あなたが隠れていたのではない

 

私が
外の声に惑わされて、
あなたに気づこうとしなかっただけ

 

私はずっと
外を探していた

 

けれどあなたは
一度も
離れていなかった

 

昼も夜も
探していた

 

答えではなく
還る場所を

 

置き去りにしていた光は
未来の彼方ではなく

 

傷ついた私の奥で
静かに
息をしていた

 

至福よ
どこにいたの

 

失われたと思っていた本質で、
私は今
あなたと共に生きていく

 

もう
誰かの世界に
自分を合わせなくていい

 

不快からは離れ
騒がしさからは退き
偽りの役目は
そっと返す

 

磨いて
磨いて
磨ききった先に
残るものは

 

飾られた私ではなく
剥き出しの
静かな私

 

愛しいものよ
どこにいたのか

 

問いは
祈りになり
祈りは
沈黙になり

 

沈黙の中で
私は知った

 

あなたは
来たのではない

 

ずっと
ここに在った

 


私は感じている

 

胸の奥で
沈黙が
私に問いかける

 

愛しいものよ
どこにいたの

 

夢の中で
何度も探し続けた

 

昼も夜も
あなたが恋しかった

 

置き去りにしていた光に

私は戻っていく

 

至福よ
どこにいたの

 

あなたと共に
生きていく

 

失われたと思っていたものは
至福も 本質も

 

未来ではなく
最初から
ここにあった

 

長い長い時を越えて
私はようやく
立ち止まる

 

逃げもせず
追いもせず
ただ
内を向く

 

この沈黙
この何も起こらなさ

 

それが
答えだった

 

愛しいものよ
どこにいたのか

 

探すほどに遠ざかり
完全に手放したとき
あなたは立ち現れた

 

いいえ
至福が
どこかへ行っていたのではない

 

私が
自我の霧をまとい
目を逸らしていただけ

 

愛しいものよ
もう探さなくていい

 

叶えるものも
証明するものもない

 

私は
至福として
本質として

ここに在る

 

遠ざかっていた光ではなく

思い出された自己として

今、静かに生きている

※本作は、Sarah Brightman『Sogni ft. Vincent Niclo』の世界観に触発され、
 男女の恋愛ではなく「本質=至福への帰還」として再構成した、
 現代語による自由詩です。翻訳ではありません。

※カバー画像および本文内画像は、

 本文の世界観に合わせて生成AIで制作しています。

 



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