芸人さんの戦略 | 夫婦円満ノマド起業 ブログ

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社畜生活19年からのやっと卒業して、
恋人や奥さんからの100%ではないけど93%の理解と応援を受けて
刺激的で痺れるノマドライフを歩んでいるヤツのブログです。


人垣の向こうに黄色いちょんまげが
見えました。

ちょ・ん・ま・げ

です。

黄色いちょんまげだけが
人垣の上をピコピコ動いているんです。

「何?何?」

と思っていたら、今度は
広げた赤い扇子みたいなのが
フワフワ動いているんです。

面白そうだったので近寄って
人垣の上から覗いてみました。

すると…

黄色いちょんまげの兄ちゃんと
赤いモヒカンの兄ちゃんが
大道芸をやろうとしていました。


こんにちは、小島です。

私、遊びに行く所行く所で
よく大道芸人に会います。

それはいいのですが、コンビでやる
大道芸は初めて見ます。


まだ始まってなかったのですが
2人は何やらブツブツ言っています。

各々、大きい声で独り言を言っているのです。

それだけで興味深くて、面白そうで
人が更に集まってきました。

火を使った大道芸だったのですが
MC(と、言うのだろうか?)が
面白く、芸の前に興味深い言葉を
使って観客を引込んでいました。

ホメ過ぎかもしれませんが(笑)、
エンターテイメント性が凝縮された
内容だったと思います。

一番驚嘆したのが、最後のMCです。

「私たちは○○(施設名)さんから
報酬をいただいているのではありません。
ですので、皆さんのお気持ちが…」

というようなことを色々しゃべるわけです。

要は、「お金をください」

と言っているのですが、

その前振りに、自分たちは兄弟だとか
高校を出てこの道一本でやっているだとか

ご年配の方が同情するような話をしてから
オブラートに包みながら、笑わせながら
嫌みの無いように上手く

「お金をください」

と言うのです(笑)。


まさに、笑いあり、感動あり、涙ありの
大道芸でした。

うまいっ!

流れがうまく『AIDA』になって
いるんです。

金髪ちょんまげと赤髪モヒカンという
風貌で『注意』を引き

ブツブツ独り言で『興味』を持たせ

高レベルの芸とMCで
「もっと見たい」と『欲求』を喚起し

最後に「お金をください」と
はっきり言って『行動』を起こさせる(笑)。


私たちは、自信が無いからか
嫌われたく無いからか

なかなか

「お金をください」

と胸を張って言えません。

売っているものが物だったり
会社という組織に属していれば
案外言えると思うのですが

個人事業主で、売っているものが
サービス(しかも無店舗)だったり
するとなかなか言えません。

でも、

お客さんの欲求に応えることや
悩みを解決してあげることが
仕事であるなら

お客さんに価値を提供するという
覚悟を持って

「お金をください」

と言うべきだと思うんです。

出来なければ謝って返金すればいいんです。

返したくなければ、価値を感じてもらえる
まで、トコトン提供すればいいんです。

先ほどの大道芸人は、先に与えて
返報性のルールを活用しました。

芸人さんが計画的にやったとは思えませんが
先に提供して「ノー」と言えなくさせて
しまっています。

芸人さんを見習いましょう(笑)。


今日も最後まで読んでくださり
ありがとうございました。

ノマドコンサルプロデューサー
小島くにひろ