The most dangerous animal in the world | ・・・Heart to Heart,Mind And Soul・・・

・・・Heart to Heart,Mind And Soul・・・

心のままに 思いのままに

私が昨日見て リアルな思い出と重なり
涙が止まらなかった映画は「沈まぬ太陽」です。

山崎豊子さんの同名小説は日本が経済大国へと成長する激動の時代を
企業に翻弄されながらも生きる人々を描いています。
主人公恩地元は 国民航空労組委員長として職場環境の改善に奔走した結果
長い間 海外勤務を繰り返し命ぜられ 家庭生活もままならない状態が続きます。
帰国後は 史上最悪のジャンボ機墜落事故の遺族の世話係を命ぜられます。
一方 労組時代 恩地と共に闘った行天四郎は 組合を抜けエリートコースを歩み始めます。
主人公恩地元は 実在のJAL元社員 小倉貫太郎さんがモデルといわれています。

1985年は 私が今までの人生の中で 一番たくさん飛行機に乗った年です。
その年の8月12日 あの事故はおきました。
詳しくは書けませんが この事故は私にもつながっていました。
そして私は 会社の中で 現実に沢山の恩地さんや行天さんのような人を見てきました。
映画の中に出てくるのと同じように 辞令の書かれたテレックスをビリッと破き
(テレックスを切るのは私の仕事でした)
担当者に渡す時 何度も手が震えた事がありました。
20代独身だった私は 企業の不条理の中でも信念を曲げずに闘う
恩地さんのような先輩を尊敬していたし
行天さんのように登りつめる事だけを考える先輩を哀れと思っていました。
でも 今は どちらの生き方も理解できる。
どちらも辛く罪を背負い はりつめて生きていたのだと思えます。
映画の中でニューヨークのホテル買収の調査に行った恩地が
動物園で出会う「ヒト」を指した言葉。
「The most dangerous animal in the world」

とうとう ここまできた東方神起とSMエンタとの一件につけても
会社・組織・権力・利権・・そして
貫くこと・闘うこと・耐えることについて
あらためて繰り返し考えている私です。