She's pure as New York snow. | ・・・Heart to Heart,Mind And Soul・・・

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心のままに 思いのままに

眠れない夜が続き 目の奥は熱く喉が渇いている。
明日までに仕上げたい仕事が捗らないまま待ち合わせの時間は刻一刻と迫る。
今日は待ち合わせに遅れて 彼女の御機嫌をとるなんてことはしたくない。
そんな気力は どこにも残っていないんだ。

彼女と永遠を誓ってからも僕の心の中には空っぽの部屋があって
そこはいつも雪山みたいに冷たい風が吹いているんだ。
そんな部屋の存在を感じながらも今までの僕の人生はノーミスだったと自負している。
もうすぐ彼女と結婚し幸せな家庭を築く。
会社では重要な仕事も任せてもらえるようになったし 
これからの人生も このまま上手くやっていくつもりだ。

でも・・出会ってしまったんだ。

その人は いつも静かに微笑んでいるだけで決して僕に近づいてこない。
何も話さないし 何も仕掛けてこない。
ただ じっと僕を見つめている美しい女性だった。

ある日 僕が話しかけようとすると
その人の輪郭はぼやけて 胸のあたりから背景が透け始め ゆっくりと消えていくんだ。
僕が友達と飲み会をしていたり スポーツクラブで汗を流している時は一度も現れない。
必ず僕が1人の時 それも少し疲れている時
ハッキリとした姿で 彼女は僕の2mくらい先に立っているんだ。
幻覚か?と病院も受診したが 勿論 病気ではないらしい。
心の中に空っぽな部屋を持つ以外は 僕は悩みもなく いたって健康なのだ。

・・どうして 僕らは出会ってしまったのだろう?

「全ての出会いに意味があるのよ。」隣の婚約者の声に はっと我に帰った。
「ねえ 私が貴方を見つけて告白したのは運命よね。」と 彼女は屈託なく笑う。
そうだった。この可愛い人を僕は幸せにすると誓ったんだ。
それなのに 次の瞬間には僕の心は またあの人のところに戻っていく。
あの人は誰なんだ?

婚約者を家まで送り ひとりぼっちの部屋に戻った僕は
さらに疲れた体を横たえた。
明日は早朝会議だ。もう眠らなくては。
目ざまし時計に手をかけると また あの人の香りがした。
花のような果実のような柔らかな香り。
ゆっくり振り返ると あの人が立っている。
それも2mどころか とても近くに。

不思議と恐れも戸惑いもなく何か安らかな気持ちだ。
はじめて近くで見ると いつも微笑んでいると思っていた瞳は潤んでいる。
涙の様でもあり 光の粒の様でもあり ただキラキラと揺れている。
声も出ず体も動かなくなった僕の心だけは
どんどん その瞳に吸い寄せられていく。

*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆


にゃは。今夜は拙い文を長々と書いてしまいました。はずかし~。
私のお友達には「見えない人」が見える能力?を持っている人がいて
その人たちのお話をヒントに書いてみました。
勿論 私には そのような能力はありませんので
いつも「ほうほう」言いながら お話を伺っているのです。
あ でもね ここ数年「あれれ?」と思うことが起き始めて・・うむ。
そのお話は またいつかいたしますので聞いて下さいね。

今年3回目の13日の金曜日。
寒い夜ですね。どうぞ暖かくしてお休み下さいね。

(^-^)


She'll turn her music on
You won't have to think twice
She's pure as New York snow
She got Bette Davis eyes



「Bette Davis Eyes」Kim Carnes