数日前 親戚の人が集中治療室に運ばれたと連絡があった。
仕事が終わって夜遅く駆けつけた病院は
真っ暗で巨大な洞窟みたい。
私の足音だけがコツコツ大きく響く。
集中治療室に入ると
そのままアイドルになれそうな可愛いナースさん達が
お花みたいに綺麗な笑顔でむかえてくれた。
わあ・・こんな夜に こんなに若くて綺麗なお嬢さんたちが
懸命に真剣に・・でも 明るく働いている世界もあるのね。
新鮮な感動・・感謝します。
安定しているのでお話をしていいですよ。といわれて
冗談なんか言いながら機械ごしだけれどお話をした。
「明日も来る?」
「うん。来るよ。だから安心して眠ってね。」
それから数時間で「明日」になったのに
私は約束をはたせなくなってしまった。
会いたい人や話したい人が
いっぱいいただろうに
最後が私でよかったのかな?
時間がたつにつれて
その思いがどんどん心にひろがって
息がいっぱい吸えないよお。
確実な「明日」を約束されている人なんて
実は誰もいないんだよね・・。
「明日」がこないとしたら
私は今日 何をしておこうかな?
誰に何を伝えておこうかな?
