自分は昔から合唱曲をはじめとして歌が好きだった

特に、歌詞が好きだった

だから、詩を書いてみたいと思い立った

絶対無理な気がする。発想力が陳腐なんだよね。やってみる。

大海

自分はいつも小さな無機質な酸素の薄い部屋にとじこめられているがたまに大海に抱かれていたのだと気づかされるときがある それは不思議な経験だ

自分が宇宙と一体となる感覚である

自分の感情というものはひとといると絶対にずれているから常に嘘をつかねばならないけれどある種の体験をするとき自分は大海に抱かれることができるすべてを許す大海だ

暖かくも冷たくもなくてよい ものが暖かいときもしかしたら冷たいかもしれないという可能性が存在してしまうからだ

無機質に自分がその一部であると感じられているとき 
幸せという概念ではなくて、概念さえも越えたところで、とにかく自分が自分でいても大丈夫であると思える