GWの出来事(前半編) | ふくおかTO723 見適必殺

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こんにちは。
今日から仕事です。
書き込みをさぼっていましたので順を追って報告します。
 
今年のGWは例年にない経験をさせていただきました。
前半の4月29日から5月1日まで、熊本市の災害ボランティアに参加しました。
連日のニュースである程度の状況は確認していましたが、実際に現地の状況を目の当たりにするとその悲惨さに思わず涙がでました。
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野宿場所からボランティア会場まで毎日通った熊本城正面通り。
壊れた本丸や1列の石段でかろうじて建っている飯田丸がはっきり見えました。余震も続いており、徐々にその反りが大きくなっている感じです。
 
 
すでに地震発生から2週間が過ぎていたので、市内は平常通りの生活を取り戻しているかのようにみえるのですが、路地裏や郊外に移動すると、倒壊した建物や避難所が数多くあり現実を思い知らされます。
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(ボランティアとして被災家屋の写真撮影は被災者への配慮で撮影禁止でした。益城町にも行きましたが余りの悲惨さにコメント控えます)
 
 
とにかく今回の訪問の目的を十二分果たす!
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実際の作業は、ボランティアセンターからの指示に従って
被災したお宅での家財片付けや、避難所での荷物運び、配膳などなど
時には、依頼主宅のお隣さんやご兄弟から「うちもやって!手がつけられないの!」と急遽お仕事が舞い込む始末。
ボランティアセンターに追加作業の連絡と許可をもらって、時間いっぱいまで作業しました。
倒壊や倒壊しそうなお宅には我々ボランティアは入れません。
ただ、それ以外家屋が無事であっても宅内は悲惨な状況で、食器はことごとく割れ、ガラスは散乱しタンスは倒れ家電はすっとび・・・・
ガラスでケガをしないよう、依頼主に許可を頂き外靴のまま宅内に侵入。
初めてその状況を見たとき、言葉を失います。何から手をつけていいのやら見当もつかない状況でした。
自分たちでできる範囲からやろう!
たまたま同じチームの佐賀県から来られていた中冨さん(我らがリーダー)を筆頭に黙々と約3時間作業を続けました。
まあ無心にがんばるとなんとかなるもんですねw
あれほど悲惨だった状況から、なんとか普通に歩けるまで片付いて、破損品はゴミの収集場所まで搬出できました。
この日の作業終了を依頼主さんに報告をして帰りのごあいさつ。
「ありがとうございました」とのお言葉を頂きながら、依頼主さんは泣かれておられました。
次の日も、また次の日も、他の依頼主さんも同じように挨拶されたあと泣かれておられました。
自分たちも返す言葉がなく、ただ余震にお気を付けくださいとだけしか言えませんでした。
 
現実を現実として受け入れられない、日々経験したことのない種々出来事の積み重ねによる心労。
そんなとき、我々との会話や少しだけ片付いた宅内や家屋を見て
ご自身の中で何かが動き始めたような、自分はそんな感じに受け取れました。
いずれにしてもまだまだ復興には長い時間とお金と労力が必要であることは間違いない事実です。
 
現地で少し運用したフリラでも、ローカル局以外に、東京、横浜、神奈川、山口などなど
我らフリラ仲間もたくさんボランティアに参加されていることが確認できました。
今後もできる範囲で末永く熊本、大分をフォローしていければと思います。
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最後に、今回のボランティアでチームリーダーを勤めていただいた佐賀県在住の中冨さん、
の後輩の千綿さん、
会社の同僚の小林健吾に心から感謝します。ありがとう!
こんな友人のつながりは大切にしたいですね。
チーム”ナカドミ”は最高やったばい!!
また熊本で会おう!!
 
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