こんにちはトルベール音楽院の古賀(和)です
昨日は阪神淡路大震災から28年経った日でした。
あっという間?だったでしょうか…
街の復興は早かったですが、人々の心の復興にはたくさんの時間が必要でした。
そして、それは今でもまだまだ続いている人は多くいると思います。
私もその中の1人です…
西宮市奥畑にある震災慰霊碑に毎年私は亡き友人と会話するため彼女の大好きだった黄色いフリージアの花束を持って行きます
そしてそこに刻まれた彼女と彼女の最愛のご主人の名前を確認して今でもまだ涙が溢れます。
命の尊さと儚さを知らしめさせられたあの時…
残された大切な息子さん2人は立派に成長しました。
あの時中学3年生だった兄は東京で家庭を持ち幸せに暮らしています。
そして彼女がずっと心配だった当時小学6年だった弟君は西宮にいるのが辛い時期が長くあり、やがて滋賀県で農業を営み現在は忙しい毎日を送っています。
数年前に新聞社の方々のお陰で消息を知り、連絡を取り合えるようになりました。
今では時々ラインで近況を連絡し合っています。
体育教師で誰よりも体が頑丈だった彼女が…
私は彼女の死を中々受け入れることが出来なく、時にカウンセリングを受けたりしました。
でも何より支えになったのはトルベール音楽院の子供たちでした。
音楽に関わっていて良かったと心から思いました。
彼女はスポーツ、ダンスが大好きでしたが何より歌うことが好きでした。
その当時流行っていたユーミンの「春よ来い」が大好きだったので、あの曲を聴くと想い出して泣けてきます。
音楽に支えられ、音楽を耳にしては泣けてきたり…
その後作られた女声コーラスも今はコロナ禍で休止していますがコロナ前に録音した「しあわせ運べるように」を犠牲になった方々にに捧げたいと思います
最初の方だけですが…
どんな困難なことがあっても、彼女たちの分まで生きていかなければと再び思いました。