免疫とは

 免疫とは、税をまぬがれるという意味のラテン語が語源で、これを病気をまぬがれるという意味の医学用語に転用したものです。
 医学的には、病原体や毒素など、からだにとって異物であるたんぱく(これを抗原といいます)が生体に侵入すると、抗体というたんぱくをつくり、ふたたび抗原が侵入してきたときに、抗体が抗原と結合して(抗原抗体反応)、抗原がからだに対してわるさをはたらかないようにする、生体にとって有利にはたらく生物反応がおこります。
 たとえば、腸チフスにかかると、チフス菌(抗原)に対して抗体がつくられ、もう一度チフス菌が侵入しても、これを抗原抗体反応によって排除してしまいます。
生体は、自分のからだの成分(自己)と、そうでないもの(非自己)とを識別して非自己を排除する能力をもっています。これが免疫という現象です。

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