みなさま、お元気ですか?
念願の蚤の市デビューをついに果たした翆(せん)です。

制作活動で忙しいcaorukoさんもようやく登場してくれましたね。笑
ぜひ、イベント「手芸で創る 美の世界」にも足を運んで下さいね!

アトリエ・トゥループのリレーブログ、楽しんでいただけているでしょうか?

個人的にはとっても楽しいです。
当然ながらそれぞれ見ているものが違うので、ほかの2人の話題がとても新鮮で刺激的です。みなさまにとっても、このブログがより豊かな暮らしへのヒントとなれば幸いです。



以前訪れた蚤の市(フリマ)でなんだか気になって手に取ったカップ&ソーサー。


カップ&ナフキン



この「なんだか気になる」という心の動き、とっても大切だなと思います。

モノが語りかけてくると思ったら、足を止めて少しの間でも対話をする価値はあるように思います。


カップ&ソーサー



食器はロイヤルコペンハーゲンでした。

わたしが気になったのは絵。

この花の絵は一脚ずつすべて違います。
でも、プロの絵とは少し違う気がします。

お店の方にお話しを伺うと、第二次世界大戦中、この食器の持ち主だった女性が自ら絵付けをしたそうです。カップを裏返してみると、例えば「privat dekoreret, Erna, 1.5.45」というように記されています。つまり、Ernaという女性が1945年5月1日にこのカップの絵付けを終えたということです。

お店の方によると「戦争中はやることがなかったから、こうして絵を描いていたみたいです」とのこと。


お皿



ケーキ皿もありました。

このErnaさんという方は、どんなことを思いながら花の絵を描いていたのでしょう。

暗い時代だからこそ美しいものを忘れずにいたいと思っていたのかな、作業に没頭することで嫌なことも束の間忘れられたのかな、などと考えてしまいます。


刺繍



このナフキンのワンポイント刺繍も同じようなことを教えてくれます。

作られた時期がいつかは分かりませんが、ちょっとした心がけと手作業でただの白い布が素敵になるのですね。



素人が絵付けをしたアンティーク食器を嫌う人もいると思います。

でも、わたしが「なんだか気になる」と思ったこの食器は、戦時中にも関わらず生活に彩りを加えようとした女性がいたことを教えてくれます。「心がけ」を忘れなかった人がいたことを教えてくれます。

心が豊かになる手仕事、やっぱり好きです。

蚤の市にはこんな物語との出会いもあるのですね。
夏は蚤の市のシーズンです。来夏はもっといろいろなモノを探し歩きたいと思います!


今日も読んでいただきありがとうございました。
デンマークより翆(せん)でした。


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