関西地方を中心とした様々な撮影スポットを紹介する本ブログ。

 

今回紹介するのは兵庫県神戸市の中心部にある「神戸ポートタワー」の展望フロアからの夜景である。

 

 

 

このタワーは神戸のシンボル・ランドマークとも言うべき美しい建造物で歴史も古い(昭和38年)。東京タワーや名古屋のテレビ塔のようなテレビの電波塔(当時)ではなく、そもそものコンセプトが「港の景色を楽しめるよう」なので、当時から神戸は景観の良さを意識していた街なのかなと想定できる。

 

リニューアル・構造強化などで2021年の9月から休館していたが、今年(2024年)の4月に再度オープン

 

大阪市内からのアクセスは、シンプルなのは梅田まで出てJRもしくは阪急もしくは阪神のいずれかで三宮(三ノ宮)まで向かうこと。追加料金などかからず特急・急行・快速などが出ているのでそれらを利用すると30分くらいで梅田から神戸まで行ける。

 

ところが、鉄道に不慣れな人は戸惑うかも知れない。

 

なぜなら、梅田から出発と言っても神戸に向かう鉄道は先述の通りJR・阪急・阪神と3路線あり、それぞれ乗り場が異なるし駅名も違う。JRは「大阪駅」だし阪急と阪神は「大阪梅田駅」。しかし阪急と阪神は改札口がまぁまぁ離れており、徒歩圏内だけれども全然別物の駅。

 

補足すると、阪神電車利用であれば梅田駅でなくても、難波や日本橋・鶴橋からも神戸に行ける(小難しいことはカットするけど近鉄から自動的に阪神に切り替わるのだ)。梅田を経由せず九条・西九条を経由する独立した沿線なので、どこから出発するかによっては阪神なんば線が良いかも。両線は「尼崎駅」で阪神本線と合流してあとは神戸まで同じ線路となる。

 

とりあえず、大阪から神戸に向かう鉄道が3種類あるのは分かってくれたと思うけど、そうすると当然、大阪方面から神戸中心部に到着する駅も3種類存在することになる。

 

JRのそれは「三ノ宮駅」で、阪急のそれは「神戸三宮駅」、阪神も同じく「神戸三宮駅」。ガチで梅田から神戸に行くために乗り換えアプリを使うと入力に迷う。「ノ」があるかないかで混乱する。本当はもっと早いルートがあったのに・・・みたいな経験で済めばまだマシな方で、「到着する自信が無いから断念した」が一番哀れである。

 

とりあえず、これだけ覚えればいい。阪急と阪神は、出発も帰りも駅名が同じ。梅田に着く駅はどちらも「大阪梅田駅」、神戸の駅はどちらも「神戸三宮駅」。でも、徒歩圏内ではあるけどそれぞれ別会社なので駅同士は離れている。そしてJR利用だと「三ノ宮」と「ノ」が入る。これはJRのみ。

 

ねっ?何とか大丈夫でしょ?

 

まぁかといって「本当は阪急で神戸に行く予定だったのが間違えてJRになってしまった」と、使用する路線を間違えても大丈夫。ちゃんと神戸の中心部に到着するし、全て徒歩で乗り換えられるし案内も出てるし。

 

ただし、神戸中心部はその他地下鉄が乗り入れており、その駅名は「三宮・花時計前駅」。さらにポートライナーというモノレールも乗り入れており、その駅名は「三宮駅」

 

もうね、いい加減にしなさいよと言いたい。初見殺しも大概にせぇよ。

 

もう、ぜーーーーーんぶ駅名を統一すればいいのにね。

 

梅田の各駅も初見殺しだけど、神戸は同等かそれ以上にややこしい。

 

まぁでも、それだけ神戸中心部が発展しているという証拠でもあるんだなと思う。大阪の衛星都市という位置づけではなく、単体で見て都会だと思うよ。

 

俺は今でこそ大阪市に住んでるけど、4年前までは名古屋に住んでた。ぶっちゃけ、名古屋よりも神戸の方が楽しいし街並みが洗練されてると思った。その街並みの美しさは何十年も前から「百万ドルの夜景都市・神戸」で名を馳せている通りで、本当にキレイの一言。

 

その美しさを体現できるスポットの1つが、今回紹介する神戸ポートタワーからの夜景である。

 

 

アクセスは、三宮の各駅から徒歩で行けなくもないが15分~20分くらい要す。地下鉄湾岸線を利用して2駅の「みなと元町」で下車すれば徒歩5分。2番出口の階段を上がれば「えっ?この先どう進むん?」と心配になるが、そのまま信号を越えてまっすぐ進むだけ。2分くらい歩けば赤いポートタワーが見えてくるので迷うことはないだろう。

 

ポートタワーの入場料は1,200円。1Fで購入する。俺が到着した時は自動発券機が壊れているのか使用できず、受付で購入したのだが、まぁ従業員がトロいというか、マイペース過ぎるというか。1枚チケットを買いおつりをもらうだけで3分くらいかかった。俺の前は3名家族だったが、彼らの購入を終えるまで7分くらい待ったからね。

 

エレベーターに乗ると「展望5階」という場所に到着する。撮影はこのフロアでおこなう。展望5階からさらに階段で最上階まで行けるのだが(展望デッキ)、三脚はどうやら不可っぽい。階段で「展望4階~展望1階」に降りることもでき、ギャラリーやショップ、カフェのフロアになっているので撮影はできない。

 

なので撮影はエレベーターの到着階である展望5階でおこなう。ただし、このフロアは三脚の使用制限はないものの「構造上の問題」で実質は使用できない(三脚が使いにくい)と思ってもらえばいい。かといって手持ちで撮影するわけにもいかず、窓の枠にカメラを固定して指でグッと圧をかけて動かぬようにして撮影するという手法で今回撮影した。

 

そうすると、どうしてもシャッターが降りるまでの間にわずかでもカメラがずれることがあり、失敗率は高くなってしまう。本来は夜景撮影に必要な絞り(F値)はとしてF=10以上の設定にしたかったのだが、上記のような撮影方法なので長時間スローシャッターはしんどい。なのでF値は開放気味(3~4)にしてシャッタースピードを抑え気味にした。

 

そのため、ピントを合わせていない部分はカリっとしたシャープさにかける仕上がりになったのだが、まぁブログで紹介する分にはあまり気にならないだろうと思って今回投稿する。

 

ポートタワー全体の高さは108メートルらしく、屋上デッキは100メートルらしい。その1つ下で撮影した展望5階はだいたい90メートルくらいかな?そうであれば名古屋の栄にあるテレビ塔(現在はMIRAI TOWERに改称)と同じくらい。高すぎず低すぎず、街並みを撮影するにはちょうど良い高さである。

 

それでは紹介しよう!

 

まずは窓の西側から。ハーバーランド/モザイク(umie mosaic)方面↓↓

 

 

 

 

 

 

この西側をキレイに撮るには、太陽の沈む方向を推測すると冬季に訪れるのが良いようだ。またリベンジしたい。

 

 

そして次は南東↓↓

 

 

赤い橋は神戸大橋である。

 

次はざっくりと北方面。東西に栄える神戸都心部の街並みに圧倒される↓↓

 

 

 

 

 

そして次は北東(東北?)↓↓

 

 

 

最後はほぼ東↓↓

 

 

 

ひときわノッポな建物がホテルオークラ神戸である。存在感がハンパないね(汗)

 

みなさんも是非神戸ポートタワーに訪れてほしい(^^)v