昨日、誕生日だった。
ここ数年、母に誕生日を忘れられてた。
数年前に他界した、一緒に暮らしてた祖母を思い出した。
99歳で他界した祖母は最後の一年位、認知症が少しあったが、それまで毎年孫や子供たちの誕生日覚えていて、
私は毎年誕生日にお小遣いを貰ってた。
ただ、それは使わないで、毎年祖母の誕生日に返してた。
わずかな年金暮らしなのに、私に小遣いなんて申し訳なくて要らないと言っても、毎年くれた。
そして、今までたくさんの友達に誕生日をお祝いしてもらった。
それまで、誕生日の時お祝いしてもらえると、自分がこの日は主役と思ったが、
今年はこれが勘違いだったと、考え直した。
自分が主役ではなく、お腹を痛めて産んでくれた母や父(行方しれずだけど)、たくさんの愛情を注いでくれた
祖父母。
みんなに、心から感謝する日であって、自分の日って違うなと思った。
今更だけど・・・
祝ってもらうのも間違ってはないけれど、それだけなく、いつも自分をサポートしてくれた人達に感謝する日だと
思うようになった。
なぜ今更、そんなことを思ったか?
2週間前に、大好きな友達が自ら命を絶ったのがきっかけだった。
太陽みたいな子だったから、未だ信じられない気持ちと悲しい寂しい気持ちとグチャグチャしている。
そして、友達が最後にどんなことを思って、この世を去ったのか?
何に追い詰められていたのか?
最後に会った時、何故気付けなかったのか?
色々頭を過ぎる。
生前、常に友達はピュアな心で善人だった。
太陽みたいだった。
思いやりがあって、真っ直ぐ進む人だった。
でも、やっぱりどんな理由があっても、親より先に命を断つのはダメなことだと思う。
今回の誕生日を迎えるにあたり、そんなこととか思いながら、
改めて、私は産んでくれた母を始めととする、家族、友だちに感謝する日が自分の誕生日を祝う意味なんだと思った。
人は一人じゃ生きられない。
支えあいながら生きるもの。
たくさんいなかったとしても、たった一人でも自分を信じて、どんな時でも支えてくれる人がいる。
それだけ幸せだよなって。
私は、私らく生きる。