と、いうわけで読破しました。
う~ん、結構心にグッとくるようなこと言ってくれる漫画でしたね~。
あらすじとしては、主人公・橘あきら(17)は陸上部のエースだったが、ケガして以来走るのはやめて、ファミレスでバイトしていた。
んでバイト先の店長(45)が好きになって告白する。
店長の方も段々、あきらのことを憎からず思うようになるのだが、しかし大人なので、あきらが陸上に心を残していること、本当に必要なのは自分との恋愛ではなくそちらの方だということを悟り、あえて突き放して送り出すのであった。(完)
なんだけど、実のところ、結構読者に訴えてるんですよね~、これ。
「もしも仲間と一緒に飛び立てなかったら、そのツバメはどうなってしまうんでしょうか・・・」
「飛び立てなくても・・・その地にとどまって得る幸せもあるかもしれないね。仲間たちのことも忘れて・・・
でも、そのツバメが飛び立たなかった理由がただの諦めであったとしたら・・・
ずっと・・・永遠に・・・」
これは結構私も思うところあったかな・・・
そしてクライマックスシーン。
「君にもあるんじゃないのか?待たせたままの・・・ 季節の続きが。」
これは話の上では店長があきらに問いかけてるんだが、実質のところはそうではないんですね。
あきらと店長が、読者に問いかけているのだ。明らかに。
店長がここ以外であきらを「君」と呼んだことは無い(多分)し、君に「も」というが、この「も」が「店長同様、あきらも」と考えるのは違和感がある。
なので、ここの「君」は読者のことであって、「も」は「あきらと同様、君にも」の意味なのだ。私はそう感じました。
巻末にもしっかり、「このマンガのキャラたち全員があなたの人生を応援しています。」と書いてあるしね。
個人的にも人生思うところがある今日この頃、結構心が動かされた漫画でした。
結局あきらと店長が結ばれなかったことについて賛否両論あるみたいだけど、私はこれでよかったんじゃないかと思いますね。
何人も、他人の人生とずっと伴走することはできんし、その必要も無い。
人生の一定区間において、ある地点から次の地点まで連れて行ってくれれば、人生の「師」たり得るのであり、かつ、それで十分なのだ。その後はまた一人で走ったり、別の「師」が必要になるんですね。
最終話直前のこのシーン。
これで、この漫画は全編があきらの「雨やどり」だったことがわかる。
店長は、「雨やどり」の場所を提供した人、それで十分に役割を果たしたんだろうと思います。
まあそれはそれとして、ここはね~、あきらの熱病の終わりとともに読者の熱病も終わって、夢から覚める、一つの物語が終わったんだと実感する、そういう感慨深いシーンでしたね。
というわけで、万人におすすめできるかというとそうでもないが、刺さる人には刺さるかもしれん、この漫画。
是非アフィで読んでみてね!
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