こないだ買った首記のノイキャンBluetoothイヤホンの話。
てなわけでカカッと感想述べてくよん。
(1)ノイキャンはやっぱムリ。
いやね、効かないってわけじゃないんだけど、むしろ効くんだけど、何か圧迫感あってやっぱ私はノイキャン自体が苦手だな、と思いました。
というのも、皆さん知っての通り、ノイキャンってほんとに音を消してるわけじゃなくて、逆位相の音をぶつけて、聴感上聞こえなくしてるだけじゃん?ということはよ、周りの騒音に匹敵する逆位相の音が、常にイヤホンから垂れ流されてるわけよ。
何か音としては聞こえないけどそれが感覚として感じられるのが、「圧迫感」なんだと思う。
それが何か落ち着かなくて苦手なんだよ。
あとね、気付いたんだけど、音楽の音量を下げても、あるいは一時停止しても、「騒音の聴こえなさ」って変わらないのよ。
つまり音楽の音量や、再生されてるか否かにかかわらず、常に「同じ強度で」ノイキャン効いてるのよ。考えてみたら、これって怖くね?って思ってさ。
何でかっつーと、人間の感覚って耐性できるじゃん?
ノイキャン無しで、騒音の中でもちゃんと音楽聴こうと思うと、音量上げざるを得ないじゃん?
そうすると段々耳がそれに慣れてきて、最初は爆音だと思ってた音量が普通になっちゃうわけよ。で、段々聴力が低下していくと。
私はそうならないように、常に感覚ではなくて音量の設定値でコントロールしてるのよ。つまり、ある程度静かな環境において適切だと思う音量の設定値を把握しておいて、騒音の中でもその音量でしか聴かないのよ。それでまともに聴けなかったら、もう諦めて聴かないです。そうやって、耳が悪くならないようにセーブしてるのね。
でもさ、ノイキャン使うと、上記の現象から考えるに、「音量の設定値とは関係なしに周囲の騒音に匹敵する逆位相の音が常に出力されてる」んだよね。これって、実際どのぐらいの「逆位相の音」が出力されてるか、コントロールできない上に認識すらできないってことだよね。それでも、その「聴こえない逆位相の音」って、普通に聴こえる音の場合と同じように、その音量に応じた耳へのダメージを与えてると思うんだよ。これってメッチャ怖くね?
だから、ノイキャンは極力使わないようにしました。
(2)音質
まあ悪くないと思いますよ?
そんな聞き込んでないけど、多分これまで使ってたMUC-M2BT1 + XBA-300 より良いのは間違いないと思う。
勿論、FX1100とかSE846と比べてはならない。
ただね、Bluetoothのコーデックは凄い効いてくるね。
SBCやaptXみたいな「普通の」?コーデックと違って、SONY規格のLDACというのがある。
これは低・中・高音質の3段階の音質設定があるんだけど、可能な限り「LDACの高音質設定」で接続した方が良いね。
これが中音質設定とかにすると、一気につまんねえ音になってくるんよ。
まあ最近出てきたaptX HDでもいいのかもね。試してないんでわからんけども。
あとMUC-M2BT1の時から気付いてたんだけど、ウォークマンA10シリーズとWM1Aは両方LDACに対応してるんだけど、電波の強さが全然違うね。
A10だと、LDAC高音質にしてると、ポケットに入れたらもうブツブツ途切れて聴けたもんじゃないのよ。遮蔽物は洋服すら許されなくて、見通し30cmぐらいの距離じゃないとまともに使えない。まあ中音質にしたら問題無くなるんだけどね。
これがWM1Aだと、ポケットどころかカバンにしまっても高音質設定のままで全く平気なのよ。
意外とそういうとこも、ウォークマンのグレードで違うのね~、ってお話。
(3)アンビエントサウンド
外音取り込み機能で、イヤホンの外側に付いてるマイクが拾った音を、イヤホンに出力する機能だ。
これが自分の耳で聴くのとはまた違った風に聴こえて、意外と面白い。
あと、音楽聞いてるとみせかけて色々と立ち聞きするのにもピッタリだぞw
てなわけでまあ、ノイキャン使わんし、別にそこまで音質求めてないんで、別にMUC-M2BT1 + XBA-300 のままで良かったかな・・・って感じですねw しかも、ノイキャンをOFFってると遮音性は低い(FX1100より低いかもしれん)ので、うるさい環境なら、SE846の方が圧倒的に有利ですね。悲しいお知らせだ。
なんで、SE846の方を逆に見直す結果になっちゃったかなー、って感じ。
前の記事では、失敗だったかもーって書いたけど、今はだいぶ評価を改めてます。少なくとも今日明日で売るつもりは全く無くなりました。
無論、夜布団に入った後とか、音楽を聴くうえである意味理想的な環境の中では、とてもベストなイヤホンとは言えない。でも、ウォークマンとイヤホンって、理想からかけ離れた環境で聴くことも多いものだからね。持ち前の遮音性で、悪環境での強さは目を見張るものがありますよ。