こんばんは、トロプフェン音楽教室のなおこです。


今年に入って、

「やったことのないことに挑戦する」

を意識的にしてます。


なぜか、という話はまた別の機会にして、

本題!


今年上半期のビッグイベント

 
シュターミッツ四重奏団🇨🇿のレッスン

に行ってきました〜!


きっかけは2022年のシュターミッツ四重奏団の来日公演。ご近所ピアニストのKさんがチェコに10年来レッスンに通われていて、岐阜でシュターミッツ四重奏団との演奏会をなさる際に、美濃の音楽サロン、風のいえでリハーサルをされたんです。

弦楽四重奏、ピアノ五重奏を間近で聴いたのは本当に久しぶりで、

チェコの繊細な弦の音色に完全ノックアウト!


ハートを射抜かれるようなハーモニーの連続でした。


Kさんにわたしが感激したことを伝えたら、

今度シュターミッツが来日された際に、

レッスンを受けてみない?と声をかけてくださったんですね!


それから一年して、2023年秋、

来日が決まりそうだとのお知らせ。

この時点で


わたしにできるのかしらん

えー、どーする?


と迷ってました。


でも、1月には、冒頭にも書いた

「やったことのないことに挑戦する」


を決めていたから

レッスンが決まった2月には迷わず

「やります!」

と,お返事をして。


曲はドヴォルザークのピアノ五重奏曲第2番に決定🇨🇿

なんだかんだで、楽譜置いたままにして

3月のお豆コンサートが終わり、


4月からやっと譜読み開始。


5月半ばにやっと曲になった、のか、、、?

くらいのレベル。テンポも上がってないし、

焦りがくる。


ここでKさんに一回お話聞きたいとお願いする。


そうしたら!

ご自分の書き込みがたくさん入ってる楽譜を

気前よく貸してくださりラブ

色々アドバイスもいただき、

くぐッと曲が近く感じられた瞬間でした。


そしてそこから10日ほど。

必死で楽譜と向き合い今日を迎えました。

いやー、2ヶ月でピアノ五重奏曲全4楽章って、

今の自分の状況からしてかなり無理やりだった。

逆算が不得意な自分よ、今やっとわかったね、、、


次は半年は準備したい!

もう今週なんて、何やっててもほぼドヴォルザークのことしか頭にない状況でしたわ。



とにかく付け焼き刃的なことは否めないが、

レッスンの日はやってきた。


自分なりの今回のレッスンの目的は


シュターミッツの音を全身で味わい感じる。


でした。


なんせ初めての四重奏団との演奏、

 

耳にとっても初めてのことなわけですよ!!


耳が異なる4人の奏でるメロディーを聞きつつ、

自分のピアノも聞くという神技をやってのける

聖徳太子ばりの作業なわけ!

(10人の話だから半分だけどさ)


この曲、大好きで覚えちゃうくらい聴いた曲だけど

それでも、やっぱり生で弾きながらアンサンブルするって、次元が大きく違いましたわ!


まず、第一楽章をやってみましょうということになる。

ピアノ先行なんですね、この曲は

そこにチェロのメロディーがスーッとのってくる、

そしてだんだんとみなさんが加わり、、、


ハーモニー✨✨✨



何がすごいってね、4名の方が

わたしの音楽にピターッて,

寄り添ってくださるわけですよ。

音で。


レッスン前は、彼らの音楽について行けなければ、置いてきぼりになっちゃったりするのかな、なんて,ぼんやり思っていたのですが、


ぶん ぶん ぶん(首をもげるほど振ってる)


とんでもない!


置き去りどころか、


手を携えて救ってくださる勢いなんですよ。


まさに愛でした。


お互いを尊重し合いながら、

音で!

なんとかして一緒に連れて行ってくださろうと

してくださるわけ!


もう、ミスタッチしてあたふたしてる自分など

完全に4人のの手のひらの上でした。


彼らの音から教えてもらったことは、


まず、音楽への愛。

真摯に向き合う姿勢。


ひとりひとり違う人間だから

解釈もそれぞれあるけれど、

それをの愛を持って、その違いを認め合いながら

一つの音楽にしていくこと。


何よりも日々の練習の積み重ねと

本番の積み重ねで、あのような音楽ができあがっていることを音で教えてもらった。


これらはわたしの身体の中に

温かいエネルギーとして刻み込まれ

生涯忘れずに流れ続けるだろう。

ピアノを弾くたびに思い出すことになるだろう。

励まし続けてくれるだろう。


Děkuji!
チェコ語でありがとう


レッスン後に記念撮影お茶目な先生方



シュターミッツの生音を聞くチャンス!↓岐阜、可児で!