こんばんは。Meiyoです。

ナタリー・ポートマンが今年の
アカデミー賞で最優秀主演女優賞を
受賞した「ブラック・スワン」を
見てきました~。
まだ頭の中で、白鳥の湖のあの有名な
旋律がぐるぐる回っています~。

バレエに興味のない人でも
チャイコフスキーが作曲した白鳥の湖は
どこかで一度は聞いたことがあるのでは
ないでしょうか。僕はこどもの頃から
大好きでした。ドラマチックで華麗なものが
大好物なのです。(笑)

映画は一種のバックステージものですね。
ベティ・デイビス主演の「イヴの総て」や
日本では薬師丸ひろ子さん主演の「Wの悲劇」のような。

バレエ団の新シーズンのオープニングを飾る
演目の「白鳥の湖」の主役に選ばれた
ナタリー・ポートマン演じるニナの初日を迎えるまでの
孤独感や焦燥感、堪え難い苦悩やプレッシャーに
押しつぶされそうになりながらもどうすればそれを
乗り越えられるのか…というストーリーです。
簡単すぎましたか。これから見る方のために
これぐらいにしておきました。(笑)
でも監督があの「レクイエム・フォー・ドリーム」の
ダーレン・アロノフスキーなので
普通に描いたりはしませんよ~

主演のナタリー・ポートマンは見事にバレエダンサーに
なり切っていましたね~。黒鳥を踊るシーンは
ほんとに何かが乗り移ったみたいでした。
鳥肌がたちました。

ナタリーと母親の関係がどこかミヒャエル・ハネケ監督の
「ピアニスト」という映画の親子関係を思い出させる
部分もあり興味深かったです。
母親役のバーバラ・ハーシーは以前、ニコール・キッドマン
主演の「ある貴婦人の肖像」という作品でうまい女優さんだなあと
思っていた人なんです。今回もなかなか印象的な役柄でした。

ニナに主役の座を奪われるプリマ役の
ウィノナ・ライダーにも注目です。

昨年、青山劇場でマシュー・ボーン演出・振付けの
白鳥の湖をみたのですが素晴らしい舞台でしたよ~。
古典というのは時代や演出や解釈で
新しく生まれかえられるんですよね。

この作品を見て感じたのは、人の心を揺り動かすものを
生みだすということは、大げさではなく自分の人生を
捧げるくらいの覚悟がなければダメなんだと言うことです。
華やかな世界でトップに上りつめ何かを極めた人達は
裏では想像もつかないくらいの犠牲を払っているのでしょうか…
考えさせられました。

「ブラック・スワン」堪能しました。おすすめです。

ロシアのバレリーナでマイヤ・ブリセツカヤ
という方がいます。彼女の舞台のDVDが何点が
出ていますが凄い方ですよ~。
僕はこの方の映像を見てからバレエの素晴らしさに
目覚めました。

バレエをテーマにした映画では「愛と喝采の日々」
という作品があります。
シャーリー・マクレーンとアン・バン・クロフトの
演技合戦が楽しめるとても素敵な作品です。
ミハイル・バリシニコフが初めてハリウッドの
映画に出た作品です。
これもおすすめです。