一応フリーのトロンボーン奏者の端くれですが、大まかな活動内容はこんな感じです。
クラシックの分野でテナートロンボーンをメインで演奏しますが、アルトトロンボーンやバストロンボーンも演奏します。サックバットという古楽器や現代音楽も演奏するので活動の幅はかなり広いと思います。あとは個人や吹奏楽のレッスンが主なところですね。
こんなにいろいろな楽器を演奏できる奏法を身につけられたのはやはり留学時代の先生の影響ですね。元スローカー・カルテットのメンバーで現ベルリン放送交響楽団首席、バーゼル音楽院教授のエドガー・マニャク氏が自分の先生です。
スローカー・カルテットは一つのコンサートで古楽器やほかの楽器に持ち替えを頻繁に行うため、柔軟な奏法を身に着けている必要があります。スローカー・カルテットのメンバーは全員がスローカー氏の弟子ですから全員が氏の演奏のためのシステムを身に着けています。
(このシステムについては管楽器専門誌パイパーズさんに私が取材されたときに触れているのでご興味のある方はご一読ください。)
私もこのシステムをしっかりと学び、自分にあった独自のシステムに昇華することができたため、楽器の持ち替えはかなり楽になりました。
現代音楽も留学の影響がかなり大きいです。現代音楽は難解でアレルギーのある方もたくさんいらっしゃいますが、この分野ではトロンボーンは立派なソロ楽器として主役になれるので、ソロが大好きな自分はリサイタルなどの機会があると積極的に取り上げるようにしています。
画像はモントルーのフレディ・マーキュリー像と