※BL・腐の意味がわからない方、これらの言葉に嫌悪感を抱く方は閲覧をご遠慮ください。
また太妹が嫌いな方もです。
パロが苦手な方はお逃げください。これは人魚姫風パロもどきです。
すすけ劇場(ツイッター)にて。3(http://ameblo.jp/trombone-brain/entry-11555218932.html
)の続き
ツイッターのを修正せずそのままうpっているのでいつも以上に言葉がおかしいところが多々あります。ご了承を。
一応1ツイートずつ句切ってうpります。
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太子は噂どおりやはりこの国の皇子様で、
彼の家へ着くとそこはお城で、中には沢山の召使いがおりました。
太子はまず数人の召使いに妹子を風呂に入れるよう命じ、妹子が風呂に入っている間に綺麗な服と美味しい食事を用意していてくれました。
「うん、似合ってる。お前は綺麗な顔立ちをしているからね、服の選びがいがあるよ。」
太子は足の悪い妹子のことを気遣い、脱ぎ着しやすいようにとドレス型の服をくれました。
妹子は初めての洋服に胸が躍りましたし、何よりも太子が自分のために選んでくれたと思うと、とても嬉しく思いました。
それから妹子は太子と一緒に食事を楽しみました。
食事の取り方は人魚の世界と同様でしたので、特に困ることなく、美味しい食事と会話を心から楽しむことができました。
食事も済ませると、することがなくなった妹子は太子の後をついてまわりました。
彼と沢山話したいことがあるし、何よりせっかく会えたのですから片時も離れたくはありませんでした。
そんな妹子を、太子はけなすことなく、むしろ可愛らしいと思い、特に何も言わず好きなようにさせていました。
一緒に浜辺を歩いてみたり、いつも海から見上げていた、あの大きな船に乗ってみたり・・・。
そんな生活を送っていると、次第に妹子は足に痛みを感じることなく、しっかり歩けるように、走れるようになりました。
しかし不思議なことに、今度は胸に違和感を覚えるようになりました。
太子といると、胸の鼓動がトクトクと速まり、彼の笑顔を見ると大きく波打つようになったのです。
初めての経験に、これは一体なんなのだろう、自分は病気ではないのかと、妹子は怯えました。
「妹子、どうしたの?」
浜辺に座って話していると、ふと太子が心配そうに妹子の顔を覗きました。
「あ、いえ・・・。」
(ああ、ほら、また。心臓が、騒がしくなる。)
トクトクトクトク。
しかしその鼓動は何故か少し心地よくて。
「悩み事があるならいつでも言えよ?大切な人が困っていると心配で私が病気になってしまいそうだよ。」
太子はフフっ、と悪戯な笑みを浮かべました。
それを見て妹子の心臓はドクンと大きく跳ね上がりました。
(大切な、人・・・。それって、もしかして。)
彼はそういう意味で言ったわけではないとわかっていても、この時妹子はある期待を寄せていました。
それと同時に、胸を騒がしくしている正体がわかりました。
(そうか、僕、もしかして。
太子のことが、好きなのか。
きっとそれはずっと、海にいた時から、抱いていた。)
それは小さな恋心。
その晩妹子は布団の中で、窓を通して皎々と光り輝く月を眺めながら考えました。
(でも、太子は男で、僕も男で。
だから、結局この恋が叶うことは、ないんだ。)
いっそあの時、竹中さんに性転換も頼めばよかったかなと妹子は思いました。
しかしそれだと沢山のうろこの模様が身体に残りそうだから、頼まなくて正解だったのかもしれない、とも妹子は思いました。
そうして悶々と考えていくうちに、だんだん訳がわからなくなり、とりあえず頭から布団を被ってそのまま寝ることにしました。
彼の家へ着くとそこはお城で、中には沢山の召使いがおりました。
太子はまず数人の召使いに妹子を風呂に入れるよう命じ、妹子が風呂に入っている間に綺麗な服と美味しい食事を用意していてくれました。
「うん、似合ってる。お前は綺麗な顔立ちをしているからね、服の選びがいがあるよ。」
太子は足の悪い妹子のことを気遣い、脱ぎ着しやすいようにとドレス型の服をくれました。
妹子は初めての洋服に胸が躍りましたし、何よりも太子が自分のために選んでくれたと思うと、とても嬉しく思いました。
それから妹子は太子と一緒に食事を楽しみました。
食事の取り方は人魚の世界と同様でしたので、特に困ることなく、美味しい食事と会話を心から楽しむことができました。
食事も済ませると、することがなくなった妹子は太子の後をついてまわりました。
彼と沢山話したいことがあるし、何よりせっかく会えたのですから片時も離れたくはありませんでした。
そんな妹子を、太子はけなすことなく、むしろ可愛らしいと思い、特に何も言わず好きなようにさせていました。
一緒に浜辺を歩いてみたり、いつも海から見上げていた、あの大きな船に乗ってみたり・・・。
そんな生活を送っていると、次第に妹子は足に痛みを感じることなく、しっかり歩けるように、走れるようになりました。
しかし不思議なことに、今度は胸に違和感を覚えるようになりました。
太子といると、胸の鼓動がトクトクと速まり、彼の笑顔を見ると大きく波打つようになったのです。
初めての経験に、これは一体なんなのだろう、自分は病気ではないのかと、妹子は怯えました。
「妹子、どうしたの?」
浜辺に座って話していると、ふと太子が心配そうに妹子の顔を覗きました。
「あ、いえ・・・。」
(ああ、ほら、また。心臓が、騒がしくなる。)
トクトクトクトク。
しかしその鼓動は何故か少し心地よくて。
「悩み事があるならいつでも言えよ?大切な人が困っていると心配で私が病気になってしまいそうだよ。」
太子はフフっ、と悪戯な笑みを浮かべました。
それを見て妹子の心臓はドクンと大きく跳ね上がりました。
(大切な、人・・・。それって、もしかして。)
彼はそういう意味で言ったわけではないとわかっていても、この時妹子はある期待を寄せていました。
それと同時に、胸を騒がしくしている正体がわかりました。
(そうか、僕、もしかして。
太子のことが、好きなのか。
きっとそれはずっと、海にいた時から、抱いていた。)
それは小さな恋心。
その晩妹子は布団の中で、窓を通して皎々と光り輝く月を眺めながら考えました。
(でも、太子は男で、僕も男で。
だから、結局この恋が叶うことは、ないんだ。)
いっそあの時、竹中さんに性転換も頼めばよかったかなと妹子は思いました。
しかしそれだと沢山のうろこの模様が身体に残りそうだから、頼まなくて正解だったのかもしれない、とも妹子は思いました。
そうして悶々と考えていくうちに、だんだん訳がわからなくなり、とりあえず頭から布団を被ってそのまま寝ることにしました。
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次でラスト。