※BL・腐の意味がわからない方、これらの言葉に嫌悪感を抱く方は閲覧をご遠慮ください。
また太妹が嫌いな方もです。
パロが苦手な方はお逃げください。これは人魚姫風パロもどきです。
すすけ劇場(ツイッター)にて。2(http://ameblo.jp/trombone-brain/entry-11555217531.html
)の続き
ツイッターのを修正せずそのままうpっているのでいつも以上に言葉がおかしいところが多々あります。ご了承を。
一応1ツイートずつ句切ってうpります。
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ザザザ、という波の音。
暫くして妹子はその音で目が覚めました。
上半身を起こしてみると、目の前にはカラカラに乾いた砂がありました。
妹子はこんなに乾いたサラサラの砂など見たことがなかったのでここは一体どこなのだろうと驚いて、身体を起こそうとすると、下半身に痛みが走りました。
思わず下半身を見ると、なんとそこには海に浸かっている人間の足が二本、ありました。
「・・・そうか!僕、人間になったのか!」
そうです、妹子は無事人間になることができたのです。
痛みを堪え、なんとか地面に足をつけて立ってみると、左の太ももがキラキラと光っているのに気づきました。
見るとそこにはうろこの模様が2枚分、くっきりと刻まれていました。
「そうか、そういえば竹中さん言ってたな・・・。はやく見られないうちに何か身に纏わないと。人間の男は下を隠さないといけないらしいし。」
そこで妹子はちょうどその辺に落ちていた長めの布切れを身につけました。
(・・・さて、どうしよう。)
妹子はふと考えました。
人間の世界は知らないことだらけ。
ましてや行く当てもないのですから、悩むのは当然のことです。
そうして妹子が波打ち際で悩んでいると、背後から足音が聞こえてきました。
妹子は驚いて、思わず人魚の頃の癖で隠れようと海へ向かいそうになりましたが、今はもう尾ひれがついていないことに気づきました。
そこで立ち上がろうと、慌てて砂を蹴りましたが、何せまだ足というものに慣れていないものですから、痛みも伴うしうまく歩けません。
当然のように妹子は転んでしまいました。
そして見事に人に気づかれてしまいました。
「誰だそこにいるのは?大丈夫か!?」
その人は駆け寄り、転んだ妹子の肩を掴み抱き上げました。
さんさんとした眩しい太陽を背にして自分を抱いているその人の顔を見ようと妹子は薄目を開けると、
目の前にあったのはなんと、ずっと会いたかったあの人の顔でした。
「おい、大丈夫か?衣服はどうした?おいはぎか?」
あの人こと太子は真剣な表情で妹子に問いかけました。
太子と話せるなんて、夢のようでつい嬉しくて舞い上がってしまいそうでしたが、妹子はその衝動を抑えて答えました。
「・・・あ、僕、別な国から来たんですけど、行く当てがなくて。」
「そうなのか。・・・足が悪いのか?」
「足は今、歩く練習をしているんです。」
「そうか、1人で心細かったろうに。よし、うちに来い。綺麗な服と美味しい食事をとらせてやるからな。」
「ありがとう、ございます。」
なんということでしょう!
太子と話せた上に、彼と一緒に住めるだなんて、まさに夢のようでした。
妹子は太子に抱えられながら、バレないようにこっそりと笑みを浮かべました。
暫くして妹子はその音で目が覚めました。
上半身を起こしてみると、目の前にはカラカラに乾いた砂がありました。
妹子はこんなに乾いたサラサラの砂など見たことがなかったのでここは一体どこなのだろうと驚いて、身体を起こそうとすると、下半身に痛みが走りました。
思わず下半身を見ると、なんとそこには海に浸かっている人間の足が二本、ありました。
「・・・そうか!僕、人間になったのか!」
そうです、妹子は無事人間になることができたのです。
痛みを堪え、なんとか地面に足をつけて立ってみると、左の太ももがキラキラと光っているのに気づきました。
見るとそこにはうろこの模様が2枚分、くっきりと刻まれていました。
「そうか、そういえば竹中さん言ってたな・・・。はやく見られないうちに何か身に纏わないと。人間の男は下を隠さないといけないらしいし。」
そこで妹子はちょうどその辺に落ちていた長めの布切れを身につけました。
(・・・さて、どうしよう。)
妹子はふと考えました。
人間の世界は知らないことだらけ。
ましてや行く当てもないのですから、悩むのは当然のことです。
そうして妹子が波打ち際で悩んでいると、背後から足音が聞こえてきました。
妹子は驚いて、思わず人魚の頃の癖で隠れようと海へ向かいそうになりましたが、今はもう尾ひれがついていないことに気づきました。
そこで立ち上がろうと、慌てて砂を蹴りましたが、何せまだ足というものに慣れていないものですから、痛みも伴うしうまく歩けません。
当然のように妹子は転んでしまいました。
そして見事に人に気づかれてしまいました。
「誰だそこにいるのは?大丈夫か!?」
その人は駆け寄り、転んだ妹子の肩を掴み抱き上げました。
さんさんとした眩しい太陽を背にして自分を抱いているその人の顔を見ようと妹子は薄目を開けると、
目の前にあったのはなんと、ずっと会いたかったあの人の顔でした。
「おい、大丈夫か?衣服はどうした?おいはぎか?」
あの人こと太子は真剣な表情で妹子に問いかけました。
太子と話せるなんて、夢のようでつい嬉しくて舞い上がってしまいそうでしたが、妹子はその衝動を抑えて答えました。
「・・・あ、僕、別な国から来たんですけど、行く当てがなくて。」
「そうなのか。・・・足が悪いのか?」
「足は今、歩く練習をしているんです。」
「そうか、1人で心細かったろうに。よし、うちに来い。綺麗な服と美味しい食事をとらせてやるからな。」
「ありがとう、ございます。」
なんということでしょう!
太子と話せた上に、彼と一緒に住めるだなんて、まさに夢のようでした。
妹子は太子に抱えられながら、バレないようにこっそりと笑みを浮かべました。
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続きます。