※BL・腐の意味がわからない方、これらの言葉に嫌悪感を抱く方は閲覧をご遠慮ください。

また芭曽が嫌いな方もです。

タイトルは曽良君に言わせたつもりだった。

超遅れましたすみません今年初ポッキーの日小説です。

イチャイチャとは程遠い感じの会話してます。と、思ったら最後おもいっきり腐りました。最後なんか微妙にエロi((殴

元禄になんでポッキーあるの、という初歩的なつっこみはしないであげてください。日和世界はなんでもありなんだ!!←


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11月11日。

知っている人には知っているであろう。

ワンワン(1111)であることから、犬の日や、はたまた靴下の日でもあるらしいが、11月11日といえば他ならぬ一大イベントがある。

そう。ポッキーの日、だ。

そしてポッキーといえば、若者はあのゲームへと思考が結びつくであろう。

そして元禄のある一組の師弟カップルもこの日、その、ポッキーゲームに挑戦することにしたのである。


その師のほうである芭蕉の胸の音は先程から煩く鳴り響いていた。

勿論、初めての行為に緊張して、というのも少しは入っているのだろうが、どちらかというと何知らぬ不安を感じて、が大半の原因だろう。


というのも、弟子であり恋人でもある曽良は、普段はこういうゲームやイベント事などには気乗りしないほうで、今回もダメ元で畳に頭がめり込むくらいの土下座をして頼み込んでみた。

そしたら意外なことに一発で快い返事が返ってきたのである。

快い、といってもいつもの無愛想な表情だったが、とにかく承諾を得ることに成功した。

しかしその彼の普段とは違う様子に芭蕉は妙な恐怖感から言い知れぬ不安へと変わっていったのである。


そんなこんなで曽良のいる部屋の前で立ち尽くして30分、ようやく意志を固めた芭蕉は手に汗握りながらも勢いよく襖を開けた。



「曽良くーん!ポッキーゲーム・・・ってあああああ!!?」



襖を開けた瞬間、いきなり芭蕉の不安が的中してしまった。

そこにはポッキーの箱を持った曽良がいた。

いや、正確にいうと、左手にポッキーの箱を持ち、ちゃぶ台に右肘をつきながら既に何本かのポッキーを食している曽良がいた。



「そっ、曽良君!!ポッキーゲームやる前にポッキー食べちゃったの!?」


「別に何を食べようと僕の勝手でしょう。」



芭蕉の慌てている様子に対し、曽良はいつも通り無表情でさらっと告げる。



「いや、それはそうだけど・・・それとこれとは別じゃんか!!」


「この甘党の僕が目の前に甘いものがあるというのにおあずけなんかできるわけないでしょう。」



そんな、子供じゃあるまいし、それに君、自分じゃなかったら絶対勝手に食べるなんて行為しないよね?

と、ひそかに芭蕉はそう思ったが、口にすると己の身に危険が迫ることは目に見えているので敢えて黙っておくことにした。

自分が舐められているのはとうの昔にわかりきっているし、彼には口でも拳でも勝てない事も既に承知している。


とほほ、と項垂れたその時、ふと目線が曽良の手元へといった。

そこには当たり前のようにポッキーの箱が握られている。しかし中身を覗いてみると、そこには空洞以外見当たらなかった。

少なくともポッキーらしいものは一本として残っていない。



「えっ、曽良君、ポッキー全部食べちゃったの!?」



体勢を整え、なおも曽良の手元から視線を逸らさずに芭蕉は吃驚の声をあげる。

軽く問いを投げかけられたはずの曽良は特に声を発さずに、最後の一本と思えるポッキーを食してしまった。

それを見た芭蕉はまたがっくりと項垂れる。



「あーあ。結局ポッキーゲームできないのかぁ・・・。」


「できますよ。」


「え?」



予想だにしない答えが返ってきて芭蕉は思わず顔をあげた。

すると視線の先には、もうないだろうと思っていたポッキーが、まるまる一袋未開封の状態のまま曽良の掌へと収められていた。


そして曽良はそれを開封すると、一本手にとり、それを口元へと運んだ。

一見また気まぐれに食べ始めたように見えるが、彼はそれを口へと運んだきり、食することなく、銜えたまま芭蕉の前で正座をする。

彼の意図が理解できない芭蕉は頭にはてなマークを浮かべながら曽良をみつめた。

芭蕉にみつめられていることと、じれったいのをとても嫌う曽良は多少いらついているような声色で沈黙を破る。



「しないんですか?」


「え?」


「ポッキーゲーム。」



その瞬間、芭蕉は彼の意図がわかったが、それと同時に曽良のほうもイライラがピークに達し、芭蕉の頭を思い切り掴む。

そして自身の顔へ近づけポッキーの先端を無理やり銜えさせると、驚いている芭蕉を気にせずボリボリと勢いよく食していく。


ものすごい速さでポッキーが短くなっていく。―――まさに一瞬の出来事であった。

頭を解放されると、芭蕉はあっという間に起きた出来事に思わずその場で目を丸くして呆けたような表情になる。


しかしあっという間の出来事とはいえ、唇に触れたあの柔らかい感触は確かなものであった。

現に今でもその余韻が残っている。



「何呆けてるんですか。したかったんでしょう?ポッキーゲーム。」


「いや、そうだけど・・・珍しいなって。」


「あんまりにもじれったかったのでイライラしたんですよ。」


「そ、そう・・・。」



芭蕉はまだ状況を理解しきれていないような、頼りない相槌をうつ。

ふと曽良の顔を見ると、気のせいかうっすらと頬が染まっている。

普段何事にも動じない彼にしては珍しい反応であった。

それがなんだか愛おしく思えてきて、気がつくと芭蕉は上から曽良を見下ろしていた。



「・・・曽良君、本当はポッキーじゃなくてこっちを期待してたんじゃないの?」


「・・・そんなわけ、ないでしょう。」


「さあ、どうだかねぇ。」



芭蕉はクスッと怪しく笑ってみせると、そのまま倒れこみ、彼の唇へとかぶりついた。



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゚・:,。゚・:,。★゚・:,。゚・:,。☆眠気でオチが迷子なのよ゚・:,。゚・:,。★゚・:,。゚・:,。☆

おこんばんは。眠いです。ひたすら眠いです。

実はこれ夜中の1時過ぎまで書いてました。とにかく眠い。

最初夜遅く書き始めたから会話文だけにしようと思ったら会話文じゃ説明足らん事に気づき、仕方ないので普通に書いたら、最初のギャグ部分は案外すらすらだったんですけど、後々腐ってくるとどんどん執筆スピードが落ちて((

最後とかもう眠気の象徴すぎますね。すっげぇ安易にまとめてる(^ω^)

まあ、正気になったときにまた書き直すと思いますんで。


ポッキーの日思いっきりすぎててすみません。

でも私の学校での番号的に1111なのでつまりいつでもポッキーの日なのd((殴

とりあえずこれポッキーの日当日です。当日と言い張る。

芭曽のギャグを最初に思いつきましたw曽良君ボリボリ食べちゃうやつw

そして真面目なやつも思いつきました。それを合体させてこうなりましたww


でわでわ(*^ー^)ノ