※BL・腐の意味がわからない方、これらの言葉に嫌悪感を抱く方は閲覧をご遠慮ください。
またコンヒュが嫌いな方もです。
香媛リクエストのコンヒュの続きです。花火編です。
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コンテーとヒュースケンは屋台を満喫している途中、ふと、出店に貼ってある、あるチラシが目に入った。
大きな花火の絵と、1家族の絵が描かれているチラシだった。
ヒュースケンはそれに書かれている事項を読み上げる。
「何々・・・花火大会、今日夜8時から・・・。ここで・・・。だそうですよ、コンテーさん!」
そう言って瞳を輝かせながらコンテーをみつめる。
特に、見たいなどと口にはしていないものの、顔にはばっちりと書いてあったようで、コンテーは思わずふ、と口元を緩めた。
「花火か。8時か・・・もうすぐだな。見ていくか?」
「もちろん!」
2人は屋台で獲ったヨーヨーや射的の景品、そして少量の食べ物を持って川原へと向かった。
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花火大会の会場となる川原には案の定人が群がっていた。
右手を見ても人、左手を見ても人、で、座る場所などなさそうに思えたが、ふと、コンテーは人気の少ない、もう一本奥の川原を目にする。
「ヒュースケン、あそこにしよう。」
「え、でも、あそこ見えるんですか?」
「十分見えると思うよ。」
それなら、という具合にヒュースケンはコンテーの後をついていった。
元々人気が少なかったため、陣取った場所の周りには彼ら以外誰もいない。
ヒュースケンがそこに座るとコンテーも続いて彼の隣へと落ち着く。
すると周りが暗いせいもあり、人気の少ない場所は恐怖を覚えてしまうらしく、ヒュースケンはコンテーに一歩近づく。
「どうした?」
「いえ、あの・・・。」
「怖いのか?」
「こ、怖くなんかないです!」
怖くないとはいうものの、その言動からして意地を張っているのが丸わかりである。
だからといってからかうと可哀想なので、おとなしくコンテーは彼の後ろにまわった。
そして彼の肩に手を置く。
「・・・?コンテーさん?」
「怖そうだから、後ろにいてやるよ。こうやって、触れていれば怖くないだろう?」
「だから、怖くなんかな」
ヒュースケンが後ろを向いてそう言いかけたとき、彼の背後からドーンという大きな音が聞こえた。
それと同時に彼は元の姿勢に戻る。
「あっ、始まりましたよ!コンテーさん!」
コンテーは何も答えず、肩に手を置いたまま次々打ち上げられる花火をみつめた。
そしてぼそりと呟く。
「綺麗だな・・・。」
「そうですね・・・。」
「でもヒュースケンのほうが綺麗だよ。」
「なっ・・・。く、くさいこと言わないでください!」
「ははは。やっぱりくさかったか。」
2人はしばし黙ってそれをみつめる。
しかしいつしかコンテーは花火よりもなによりも、感動に満ちているヒュースケンの横顔にみとれていた。
それから急にコンテーは自分の口をヒュースケンの耳元に持っていき、そして囁く。
「愛してるよ、ヘンリー。」
それを聞いたヒュースケンは顔を紅らめながら頭だけ後ろに振り向き、微笑みながら答える。
「僕もです。」
その言葉の後、コンテーはふ、と優しい微笑みを浮かべ、彼の唇に優しく、甘いものを落とした。
香媛’s picture
Thank you 香媛!!
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*☆*:;;;:*☆*:;;;:*☆*:;;;:*☆*:;;;:ベタとかいわない*☆*:;;;:*☆*:;;;:*☆*:;;;:*☆*:;;;:
香媛遅くなってごめんぬ・・・香媛の挿絵にあわせて書いてみたよ!
本編より挿絵が先に完成するってどういうこと^p^
あ、あれ・・・挿絵とあってなかったらごめんぬ(´・ω・`)
なんか途中「くさっwwww」とかってところあるけどスルーねスルー。
あれ自分でも笑いそうになったんだから。夜中に←
危なくヒュスケに「くさっwww」とか言わせそうになったんだから。
あと「紅い」は漢字間違ってないからねこだわりよこだわり((
私が「紅い」と使うときは色っぽい感じの意味で使います。ネタバレ(?)
最後ねぇ・・・そのまま率直に「キスをした」にしようかどうか迷ったのよねぇ・・・。
どっちがいいでしょう?((え
香媛リクエストありがとー!!(*^▽^*)こんなんでよかったのでしょうか?
でわでわ(*^ー^)ノ
補足゚・*:.。..。.:*・゚゚・*:.。..。.:*・゚
香媛に挿絵を描いてもらいました!
ので挿絵も入れて、再うpです(*´ω`*)
中身は全く変わっておりませんので、どうぞ心行くままに素敵な素敵な絵を穴が開くまでご覧になってくだされ。(日本語壊滅的
