※BL・腐の意味がわからない方、これらの言葉に嫌悪感を抱く方は閲覧をご遠慮ください。

また、芭曽が嫌いな方もです。

書かないとか言っといて書きました。海の日。

とりあえず笑えばいいんだよね。うん。

芭蕉さん視点のつもり。

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「ヒヒィンっ!」



べちゃっ、と地面に倒れる音。

どうやら何かにつまづいてしまったらしい。足がジンジンする。



「うー・・・痛いよー・・・。って、何コレ!?石!?いやもう岩!?岩なの!?」



上半身を起こしてみると、私の足元には大きな石がころがっていた。

こんなに大きいのにどうして気づかなかったんだろう・・・。

というか、さっきまでなかったような・・・。

などと考えていると、頭上から聞き慣れた、物静かな冷たい声が聞こえてきた。

視線も冷ややかなものだった。



「こんなに大きな石にも気づかなくなるとは・・・とうとう老眼が・・・。」


「し、失礼な!!確かに老眼ちょっと入ってるかもだけどまだそこまでじゃないよ!!

てかそれ老眼よりも緑内障だよ!!

それにしても、こんな大きな石、さっきまでなかったような気がするんだけど・・・。」



私がそう呟くと、曽良君は声のトーンを変えずにそのまま淡々と答えた。



「当たり前です。僕が、芭蕉さんがここを歩く前に、道から外れた、その隣の草むらから瞬時に出して置きましたから。」


「つくづく君ってすごいね!てかなんでそういうことするの!?松尾ショックだよ!!ショックすぎて地面にめり込むよ!!」


「いや・・・転んだ後のリアクションがどんなものかと気になったので。非常につまらないものでしたが。」


「つくづくひどいね君!てか私転び損じゃないか!チクショー!!この鬼弟子!!」


「やれやれ・・・全く、しょうがないジジィですね。」



私がプンスコと頭から煙を出して怒っていると、曽良君が右手を差し伸べてきた。

珍しく優しい行為をされて、思わず目を瞠る。



「え・・・?」


「足、痛いんでしょう?手を貸しますから、とりあえず起き上がってください。」



顔をあげて、彼の表情を覗くと、微笑を浮かべていた。

それも、とても柔らかい、微笑みで。

普通の人と比べると、本当にかなり小さく口角を上げていて。

元々物静かなほうだから他人より少し口が小さいせいかもしれないけど。

それでも私には、わかる。


彼は笑っている。



「どうかしましたか?」



彼のその一言で私ははっと我に返る。

普段は全く笑わない彼の笑顔が予想以上に綺麗だったものだから、ついつい見とれてしまった。

しかし、その綺麗な笑みももうすでに元の無表情な顔に戻っていた。



「・・・ううん、なんでもないっ!」


「・・・?転んだわりにはえらく元気がいいですね。」


「そお?まあ、いいじゃない。それよりも、さっさと次の町に向かって歩こう!」


「言われなくてもわかってますよ。へこたれないでくださいね。」


「次の町まであとどれくらい?」


「10kmです。」


「じゅ、10km!?嘘だろ!?」


「嘘です。」


「チクショー!!何回私を困らせたいんだ君はー!!」




―――ねえ曽良君。

君の笑顔って、柔らかくて、暖かいものだったんだね。

普段全く笑わない理由はわからないけど、なんていうの?レアだからかな?





今まで見た笑顔の中で、君の笑顔が一番、


心に響くんだよなぁ―――・・・・





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(あ、そういえば。)


なんで笑ったんだろう?


(なんでだろ。あ、今日、)


海の日だったなぁ。



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そしてあの話に続いたりして。



゚・:,。゚・:,。★゚・:,。゚・:,。☆後書きまでいったわね゚・:,。゚・:,。★゚・:,。゚・:,。☆

うおおうΣ(゚д゚;)なんか結構まともに書けた・・・?

いや、もう、ものすごく短くなる予定だったんですけど、なんか普通に書けました。はい。

とりあえず今日は海の日です。海の日。

あと閻魔賽日だそうですね。はい。

閻鬼も頑張れば出すかもです。多分。多分。←重要


曽良君どうにかして笑わせましたよ!←

なんで笑ったんでしょうね(え

多分ほほえましい感じの光景が、まあいつも通りなんだけど、

改めて新鮮な感じに思えたんじゃないんでしょうか((意味不明

そして芭蕉さんのセリフあと3行うっかり足してたらヤンデレになるとこでした。危ない危ない。





おまけのあと3行↓ヤンデレ注意!!

心に響くんだよなぁのあと。



だから、ね?

その笑顔は、私以外の人に見せちゃだめだよ?

君のものは、全て、私だけのものなんだから。



いざ書いてみると、あと1行、いや2行、いや3行・・・とかって増えていってました。←