「今も昔も6」の続きです(*^▽^*) 




※BL・腐の意味がわからない方、嫌悪感を抱く方、太妹が嫌いな方はご遠慮ください。




超遅くなってしまいました・・・orzすみません(。-人-。) 




1ヶ月以上とか・・・尋常じゃねぇえええ!!













 




 




 




 




―――妹子、自宅に帰っている途中でごわす←







 




(また・・・また会えたんだ!あの人に!




何年ぶりだろう・・・千年近く?かな?)







 




太子に会えたことがなんとも嬉しかったせいか、




いつのまにか人が目の前にいたことに気づかず、ぶつかってしまった。







 




「いたた・・・あ!すみません!大丈夫ですかって、竹中さん!?」




目の前の人物はフィッシュ竹中だった。




よく考えてみれば、こんな山奥、僕と竹中さんしかいないなぁ、と、彼は思う。







 




「や、やぁイナフ・・・随分ご機嫌のようだね。どうしたんだい?」







 




「え、僕そんなに嬉しそうに見えましたか?」







 




「?自分で気づいていなかったのかい?




すごく嬉しそうな顔をしていて、軽くスキップもしていたよ。誰だってわかるさ。」







 




「まじすか・・・僕そんなに嬉しかったのかあんな男に会えたことが・・・」




恥ずかしさと己に対しての幻滅とで妹子は変な感情を覚えた。







 




「あんな男って・・・誰かに会ったの?」




竹中の素朴な質問で妹子は我に返り、そして少々興奮気味になりながら説明をし始める。







 




「そうそう!竹中さん、聞いて!




ついに、ついにね、あの人が見つかったよ!!




あの、馬鹿でアホでカレー臭くておっさんでデニムの、







      聖徳太子が!!!」







 




竹中は、嬉しそうな妹子の顔を見ながら目を見張った。




そして優しく微笑み、







 




「・・・そうか。ついに見つかったんだね、太子が。




よかった、よかったねぇ、イナフ。」




表情には出ていなかったけど、内心とてもよろこんでいるようだった。







 




「うん!本当に、よかった!!」




 




二人はしばし喜びをかみ締めていたが、重大なことに気がつく。





「・・・そういえば太子は、分かっているのかい?」





「・・・いえ、僕の見た限りではまだ、


―――まだ昔のことは思い出していないようです。」


妹子は悲しげに微笑みながら言った。





「・・・そうか。早く思い出すといいね。イナフのこと。」





「ええ、まあ。でも、


また会えただけ、嬉しいもんですよ。


それに思い出せなくても、僕は、





―――ずっとあの人が好きですから。





照れながら、今まで口にしたことのないようなことを彼は言った。


正直、彼がこんなことを言うのはめずらしい。


そしてそれがやはりとても恥ずかしかったのか、


言葉を述べるなりそっぽを向いてしまった。


その光景を見るなり、竹中は口元に笑みを浮かべた。





「・・・何笑ってるんですか。」


見かねた妹子は照れ隠しのように彼を睨みながらすかさず理由を問う。


しかし彼は笑みを浮かべたままあっさりと答えた。


「いやぁ、ラブラブだなぁ、と思って。」





「ラッ・・・!」


予想外の答えに妹子の顔がボッと赤くなった。





「今も昔も、変わらないね。君たちは。」





「・・・そうですか。」


そっけない返事をした次の瞬間、妹子のポケットから音が聴こえてきた。


今まで体験したことのない振動と音に二人は驚きを隠せず、一瞬体をビクッと震わせた。


しかし音の正体がわかると妹子はポケットからそれを取り出した。





{岩のように硬い俺だけど~♪別に頑固じゃないんだぜ~かなり物わかりいいほう~♪}





「うげ・・・なんだこの着メロ・・・あ、太子からメールだ。」


彼は携帯電話を開くと、そこには『Eメール着信あり』と書かれていた。


メールの内容を見てみると、そこにはこう書いてあった。





[アホの妹子へ]


お~い、ちゃんとメール見れてるか~?


お芋の妹子のことだから見れてないか。へっ( ̄▽ ̄)=3


ところでさぁ、来週の日曜日空いてる?


また服見に行かないか?


今度はちゃんと妹子に合うようなフリッフリのドピンクの服買ってやるよ(‐^▽^‐)


あ、お芋だから紫と黄色がいいか(・∀・)


じゃ、返信くれよ!(*^ー^)ノ





「なにこれ何気にムカつくんですけど・・・芋じゃねぇし!


なんだよフリフリのドピンクの服って!嫌がらせかよ!だから芋じゃないよ!


しかも何気に顔文字多くて超キモいんですけど・・・」


メールの内容に呆れながらも嬉しそうな顔をした。





「竹中さん。来週の日曜、空いてる?って太子に誘われたんだけど・・・


僕、行ってもいいのかな?こんな頻繁に街中に行って・・・」


少し心配そうに彼は言ったが、竹中は、





「大丈夫だよ!だから行ってきな。


君はそんなにビクビクしなくても大丈夫だから。」


と、妹子の背中を押すような答えを述べた。


それを聞いた彼は、嬉しそうに返事をし、太子へのメールの返信を書き始めた。





▲      ▲      ▲      ▲      ▲





゚・*:.。..。.:*・゚゚・*:.。.後書き.。.:*・゚゚・*:.。..。.:*・゚


ほんっとすみません!!すみませんでした!!


いや誰も待っていないの知ってるけど・・・


1ヶ月とかちょwwwおまww


ほんとすみませんでした・・・m(_ _ )m


てか無駄に長かったね。うん。


色々ごめんなさいorz


お詫びのおまけ(?)↓





竹:「・・・イナフ、だいじょ」


妹:「うぶですから!!大丈夫ですから!!


  だからちょっと黙っててください!」


竹:「やっぱり説明書みたほうが・・・」


妹:「そんなものいらないです!文字打つだけですから!」


竹:「・・・その文字打つだけに一体何時間かかっているんだい?」


妹:「まっ、まだ1時間しか経っていませんよ!」





最新の機械になれないお芋とそれを見守る竹中さん^p^


ちゃんちゃん♪