――それが「アイツ」との出会いだった――












僕は光(ひかり)。中学3年の吹奏楽部、トロンボーンを吹いている。












この前、中学校最後のコンクールが終わったところだ。












その日は、結果がショックすぎて、












泣きながら、あてもなく歩いていた。












もう、意地もなく、ただ、ただ、泣きながら。












前なんか、周りの暗さと涙でまともに見えていなかった。












「グスッ・・・全国大会・・・!僕のせいで・・・!」












気が付くと、とある橋の上にいた。












下を見ると、川があった。












穏やかな、でもけっこうな深さのありそうな、川。












「・・・もう、死んでしまおうか・・・。」












ぽつり、と呟いた。












「・・・でも、死んだからってどうにもならないし。うん。馬鹿な考えはよそう。」












そう思い、家に帰ろうとしたその時。












 ズルッ












―――え?












足を滑らせてしまった。












(うそっ・・・!やだ・・・!まだ死にたくない・・・!)












思わず目をつぶった。












が、しばらくして、












(・・・あれ?)












そろーっと目を開けると、光は宙に浮いていた。












「え!?え!?なんで!?」












「――大丈夫か!?」












誰か、知らない男性の声が聞こえた。












「あ、はい・・・。大丈夫です。」












そう答え、上に引きあげてもらった。












「あの・・・助けてくださってありがとうございます。」












ぱっと顔を上げ、その人の顔を見た。












(・・・背が高くて、かっこいいひとだなぁ・・・どこの学校の人だろう?)












「ん・・・ああ、いや、別に。それより、お前は大丈夫か?怪我とかないか?」












「あ・・・大丈夫でっ・・・いたっ・・・!」












足に激痛がはしった。












どうやら足を滑らせたときに、ひねってしまったようだ。












「大丈夫か!?」












「あ・・・はい!大丈夫です!」












「いや!大丈夫じゃねえだろ!ちょっと、俺ん家にこい!手当てしてやるから!」












「え、でも・・・」












「いいから!すぐそこだし、おぶっていってやるよ!」












男性はそう言い、僕をおぶって走っていった。






 






――――後書き―――――






・・・はい!初めて小説を書いてみました!






実話も少しだけ混ぜてみました。ど、どうでしょうか・・・?






初めてなので「下手すぎwwはっwww」






とかというコメントは・・・><






遠まわしになら言ってくださいww






いやもう直で言っていいです。はい。






続き・・・あるんですけど、今日はとりあえずここまでにいたします。






あ、あと、実は光と、光を助けた人(攻め)は実は苗字決まっていません・・・。


P.S


一人称、変えました。


光の一人称は、「俺」じゃなくて「僕」にしますね!


書き分けのために・・・((汗