私は母が亡くなった1ヶ月頃から希死念慮が酷くなり、元々持病の双極性障害の鬱状態がこれまでになく、どんどん悪くなっています。

母が突然亡くなってしまったことをまだ受け入れられないこと、母の死を共有できる家族がいないこと、母の癌が分かったあとも自分のことばかり考え母に酷いことを言ってしまったことが、私の頭の中をぐるぐると回っています。


3つ目は本当に辛いのは母だったはずで、この歳になっても、自分の辛さを母に甘えてぶつけてしまい、もう謝ることもどうすることもできない、きっと母が一番辛かったはずなのに……と後悔でいっぱいです。

健康で元気な家族なら、まだ取り返しがつきます。

でも、まだ余命宣告される前でも、癌の家族は、どの程度進行しているのか検査をしないと分かりません。最悪のことを考えて、家族(母)には思いやりをもって、優しく接するべきだったと思います。


どの職場もそうなのでしょうか?

我家は私が一人っ子で、父は70歳以上認知症が少々あるため、付き添いや検査入院の手続きなど、昨年12月の1ヶ月間、週2回有給を使って休みました。

私の仕事は毎日業務があるため、その分の仕事を周りでカバーする必要があります。

母が膵臓癌で余命が3ヶ月(実際は1ヶ月強でした)であることを伝えていましたが、自分の仕事が増えることが嫌だったのてしょう。

直接嫌味を言ってくる人もいれば、間接的に業務の伝達をしないなど、母の存命中も亡くなってからも、色々されました。


そんな職場と仕事、母の付き添いを続けているうちに、つい母に「私も職場で大変なんだから……」と言ってしまいました。

もう弱っていた、それでも気を張ってがんばっていた母にあたった私は、このことを今でも言わなければよかったと後悔でいっぱいです。

言われた母も、私が辛い立場にいることは分かっていました。

「付いてこなくていいよ」と言われた気がします。

ただの八つ当りだったので、その後も付き添いは続けました。

一番辛くて、死と闘っている、いつ死がきてもおかしくない母に、言う言葉ではありませんでした。

その後、母にそのことを謝ることはできませんでした。

母の余命がどんどん短くなっていき、母が弱まっていく姿を見ていると、ここで謝ってはいけないような気がして、母と意思疎通が取れる間は普通に過ごしました。


癌の患者さん(家族)は、どんなに強がっていても、癌と闘っています。

かなり痛くても、弱音を吐かず、独りで闘っていました。私たちの前で泣くこともありませんでした。

家族にできることは、寄り添う、思いやりをもつ、優しさを忘れない、外であったことは胸に収めておく……でしょうか。


身体面では、ケアマネさんに相談を遠慮なくする、救急車は身体が動かなければかまわず使う(心配なら診察日まで待たず病院へ行く)、病院が開いている時間なら相談をする……他にもあると思いますが、こちらは遠慮などせず、利用すべきだと思います。


横道にそれましたが、今闘っている患者さんやご家族の皆さんのお役に立てれば幸いです。