2021年11月に韓国に入国してから3ヶ月が過ぎた。


隔離の10日間はこれまで経験したことのない不安とストレスを感じ、解除後はあまり思い出さないようにして来た。

最近、日本への帰国者が政府準備のホテルやお弁当に対してネガティブなコメントを発信されているのを目にするが、調理された食事が無償で頂けるのはとても有り難い事だと思う。

たとえ業務とは言え、自分が合意した出国や帰国、すべては自己責任、まずは各国の政府が無償で用意してくれたお弁当や食料に対し感謝すべきであって、無闇に文句を言うのは適切では無いと考えている。プライベートの出入国ならなおさらだが、会社都合の渡航であっても自身の生活を支えるための業務であり、その程度の覚悟は必要だと思う。


改めて入国から隔離解除までの経緯を思い出してみた。


出国前

現地ビザエージェント情報では入国後、即座に保健所でのPCR実施し、その後14日間の自宅隔離が必要との事。仁川国際空港着が15時だから保健所行ってる時間なんて無いはず,そもそもどこの保健所なんだろうか?空港周辺に宿泊する事になるにか?とにかく正確な情報が得られず不安だった。


搭乗前

閑散とした成田空港、職場への手土産も店が閉まっていて入手困難な状況だった。キットカット東京バナナを何とかゲット。

2時間前にようやくチェックインカウンターがオープン。それまでスタッフの影はなく本当に飛行機が飛ぶのか?不安になる。こんな切ない成田は見たく無かった。


搭乗手続き

72時間以内PCR検査の書類を提示する以外はいつもどおりだった。


フライト

思ったより混んでいて、ほぼ満席だった。

一日2便程度のため乗客の密度は高かった。


仁川国際空港着

体温計測と日本でのPCR検査結果提示による簡易検査を受け、スマホの検疫アプリインストールの指示を受ける。その際、韓国の電話番号が無いので、韓国内の知り合いの番号を求められる。んー、誰にすべきか?、とっさに思いついたのがビザエージェントの電話番号。検疫職員にやり取りしてもらいOKとなった。再入国でなければ韓国内電話番号は入手困難(日本国内で入手も無くはないが高価)

続いて通常の入国審査も行い、ここまで1時間半位かかる。今から保健所は行け無いなと感じる。

渡された書類には隔離期間が10日間になっていた。印字ミスなのか?ホームページでは14日間とあるが、検疫職員に確認してもらうと、ちょうど当日(1/11)から4日間短縮になったようだ、とのこと。

スーツケースを引き取りゲートの外へ、各地方毎に案内される。私は京畿道担当コーナーへ。

ここで専用タクシーに乗るよう指示を受けるが、滞在先の不動産エージェントが準備しているタクシーがあるようで、どちらに乗ればよいのか?混乱する。エージェントと空港職員で直接話してもらい、エージェント側が準備したタクシーに乗ることになった。


タクシー乗車

このままアパートメントへ直行した。一切の買い物は禁止されている。

保健所へはいつ行くのか?

非常に疲れたしどうでも良くなる。この時点で21時を過ぎていた。

アパートの扉を開けるとペットボトルの水が6本置かれていた。食料は一切なし。ここから隔離生活が始まった。

この状態を想定し4、5日分の食料と携帯浄水器を持参してきた。


隔離初日

オンドル、シャワーのお湯を出すのに手間取り深夜になってしまう。持参した温麺を食べて就寝。


二日目

体温正常 朝昼2回アプリへ登録

朝食 コーヒー+ミロ+MCTオイル

昼 インスタントラーメン

夜 米とみそ汁とオートミール粥

一検査に関する情報なし


三日目

夕方保健所職員が訪れPCR検査の案内と小荷物を受けとる。久々に人と会った。

荷物の中身は除菌アルコールとマスクであった。

だんだんと食料が底をついてきたので、いつ食料が届くか質問した。2,3日で食料が届くがインスタントなのでヨギヨ(ウーバーイーツみたいな)を勧められるが、韓国番号が無いので利用登録出来ず。

米にツマミのイカソーメンを入れイカ飯風味にしてみた。結構美味かった。


四日目

朝一で2キロほど離れた保健所へ徒歩で向かう。

外に出られただけでだいぶ気分が違う、ただ一切の買い物は禁止のため我慢する。店から漂う焼肉臭が酷だった。

残りの食料が心配になる。


五日目

夕方に玄関前で物音がした。

念願の追加食料が届いた。本当に有難かった。

常温保存品とはいえ今回の韓国で食べる初めてのキムチに感動し野菜の食感が嬉しかった。



そこから同じように10日目まで過ごし2回目のPCR検査を受診し、その翌日の正午隔離解除となった。


真っ先にARC申請にビザエージェントと役所へ行き帰りに牛乳を買った。やっとカフェオレが飲めた事が印象深かった。