昨年、Four Seasons Hotel George V Paris の厨房にいたシェフにミルフィーユ・フランボワーズをパリで習いました。
この職人気質の女性シェフに惚れ込んで昨年は3回も上海から渡仏しました。
シェフが作るお菓子は難しいこと一切なし!とう印象を受けましたが、パリならではのセンスの良さが光る仕上がりと感動的な味、何より家庭で作れそう(実際に作ってみた!)なルセットと材料が魅力的でした。
このミルフィーユは上海でも作りましたが、パイ生地に乗せる重しとなるものが無かったので代用として小豆を敷き詰めました。
小豆は漢方の教えによれば積極的に摂取したい食べ物なので常備してありましたからね。
パイ生地の上にオーブンペーパーを敷いて更にその上に切り開いた牛乳パックをアルミホイルで覆って最後の小豆を敷き詰める・・・という創意工夫を凝らしました。
上海では臨機応変な菓子作りをしていたと思います。
さて、先月、菓子教室でガレットデロアを作り、その時、デモンストレーションで作ったパイ生地を冷凍しておいたので、George Vのミルフィーユ・フランボワーズを再び作りました。
ガレットデロアとは仕上げのパイの伸ばし方が異なるのでよりサクサクです。
フランボワーズはMetroで2日前に注文しておいたものです。
このお菓子、いずれレッスンで取り上げたいと思っていますがフランボーズがコストを吊り上げそうです・・・
でも美味しい!!!!
今年はついにチョコレートのレッスンを行うことが出来ぬまま春を迎えそうです。
ケミカルなものがどっさり入った有名チョコよりも断然美味しい手作りショコラ!
(と、私は菓子作りの世界に足を突っ込んだ15年前から思っている・・・)
一度に3種類ほどの技術を詰め込んだレッスンは生徒さんにとっても負担になると思い、あれこれ考えていたら一月が終わってしまいました。
それでも、二月に入った日曜日、試しに作ってみたトリュフチョコレートはクーゲルという空洞の丸いチョコレートにガナッシュを詰めて仕上げるだけなのでお手軽と言えばお手軽・・・でも、きっとこれでも難しい部類なのかも???
チョコレートは品のある美味しさに加えて芸術的な仕上がりが欲しいと私は思っているので、♥型の型抜きチョコレートにゴールドの粉でお化粧したものを考えました。
より美しく仕上げる為には、このお化粧、金箔塗り職人のような手技が要ります。
トリュフに型抜き、少なくとも2種類の技術なら大丈夫かな???
今年秋にチョコレートのレッスンが出来たら良いなと考えています。