「僕は高3になっていた。漢文の星川豪、古文の関秀人、そして、現代国語の長山聡が模倣したい3人の教師であった。国立も受ける為、土日毎に数学や理科の基礎問題集を使った復習を図書館で行っていたが、それが、1度目を終了し、社会と英語は高校が提供してくれる選択科目の授業を受験勉強に充てていた。第一志望の西北大学文学部の受験科目は英・社または数・国の3科目だったし併願の国立には数学も理科も必要だったが、数学理科をはじめ英語社会までも次第に一人だけで学習する意欲を失っており、国語で勝負したいと思うようになっていた。それに社会の教師は西北大学出身、英語教師は地元の国立大出身であったが、教材に西北大学教授の執筆による教科書を使っており、しかもその大学教授は現在私が在校している高校のOBであったため、縁起を担ごうと思うようになっていた。」
 「古文の関です。これから一緒に学んで行く訳だけど、どうですか?古文は人生いかに生くべきかの問に答えていると思いますか?大和魂、やまと心,維新の志士や湯島幹夫、そういう問題もあるし、美意識の変遷や季節観にも触れますが、みっちり古典文法を中心に進めて行きます。高校古典の文法で躓くと古文は苦痛の時間になります。現代語の中学程度の文法をしっかり復習しておいてください。特に、付属語の助詞・助動詞と自立語の副詞と敬語です。かろかつくいいけれ、だろだつでにだななら、内容だます言葉よ、も、表が作れるようにしておいてください。」
 「一緒に漢文を学んで行こう。単に教室内での学習にとどまらず、学校生活、家庭生活にも応用して欲しい。人格を磨き、能力を伸ばす。能力とは、『知性』であり、『行動力』です。『知性』は各教科の学習にしっかり取り組む事によって育まれ、『行動力』は運動部員諸君ならば、母校の為に対抗戦において発揮する『行動力』であり、文化系サークルの諸君も様々な発表会、展示等において堂々と自分自身あるいはチームの主張を表現する事によってえられるものです。そして、『知性』の発揮の場と見なされる試験においても『行動力』は必要です。」