「文武」の問題、「文理」の問題とは別に、時代の変遷に伴って「英語国語」、特に「読書と自動車の運転」の問題は登場した。「本で読んだ事が良く分からない。」「数回読んだがよく解らない。」「教師に質問したが、よく解らない。」「後で理解できるようになるだろうから、少し解ったら先に進もう。」といった対応では無く、「自分の目で見て確認する。」「直接その場所に行って確認する。」「実物しか信じない。」という対応もある。「古戦場」「名所旧跡」を初め、様々な場所に直接行って、関係者に聞いてみるのだ。体験に近い効果が期待できる。多くの知識を網羅的に理解し記憶するという事から言えば効率は非常に悪い、時間が掛かり過ぎる。「読書」と「直接体験」はそれぞれ長短ある学習法だ。「若いのだから伝統的な知識の伝承に集中すべきだ。体験は大人になればいやという程できるのだから。」という正論もある。
明雄は、月曜と金曜、印刷所の運搬のアルバイトを夏休みまでする事にした。印刷された、新聞折り込み用のチラシが積み上げられている。これを台車に載せて倉庫まで運ぶ仕事だ。知人の東は郵便配達、友人の小泉は映画館でのバイトをしているらしかった。
明雄は、月曜と金曜、印刷所の運搬のアルバイトを夏休みまでする事にした。印刷された、新聞折り込み用のチラシが積み上げられている。これを台車に載せて倉庫まで運ぶ仕事だ。知人の東は郵便配達、友人の小泉は映画館でのバイトをしているらしかった。