栄華の頂点において源氏は、准太上天皇となる。またその実子はそれぞれ、天皇、中宮、太政大臣となる。様々な交際については、22帖「玉鬘」において、「決して浮気めいた気持など起こすまいと思っていたが、そうもいかなくて、自然、多くの人と付き合ってしまった。」と述べている。栄華は財力を伴うものであるので、付き合った女性と縁者の為に六条院にて住居その他を提供する。
39帖御法(みのり)にて、源氏最愛の「紫の上」が亡くなり、41帖雲隠にて源氏が亡くなり、匂宮三帖(匂宮・紅梅・河竹)と宇治十帖(橋姫〜夢の浮橋)になる。これは、源氏の孫=夕霧の子匂宮と源氏の子薫(実は柏木の子)の物語である。
明雄は残念ながら、大学で国文学を本格的に学ぼうとは思わなかったが、源氏物語のアウトラインを彼なりに理解した事で、非常に前向きな自分を発見した。法律・制度・権力といった堅い現実も、その背後には今風の「源氏物語絵巻」が展開されているのだろうという、漠然とした確信である。
漢文においては、自分自身の「徳」の絶対的不足を感じたが、「古文」においては「美意識」に関する同様の不足を感じる。「傾向を持った美意識」などない。ただ、「快・不快」があるだけだ。
39帖御法(みのり)にて、源氏最愛の「紫の上」が亡くなり、41帖雲隠にて源氏が亡くなり、匂宮三帖(匂宮・紅梅・河竹)と宇治十帖(橋姫〜夢の浮橋)になる。これは、源氏の孫=夕霧の子匂宮と源氏の子薫(実は柏木の子)の物語である。
明雄は残念ながら、大学で国文学を本格的に学ぼうとは思わなかったが、源氏物語のアウトラインを彼なりに理解した事で、非常に前向きな自分を発見した。法律・制度・権力といった堅い現実も、その背後には今風の「源氏物語絵巻」が展開されているのだろうという、漠然とした確信である。
漢文においては、自分自身の「徳」の絶対的不足を感じたが、「古文」においては「美意識」に関する同様の不足を感じる。「傾向を持った美意識」などない。ただ、「快・不快」があるだけだ。