現代日本語主義を高校教科に適用すれ

ば、比較的短期間で高校教科は通過できる

。あくまでも通過であり、じっくりと身に

付けるものではない。古語、漢文、外国語

は現代語訳を用いる事は先に述べた。

 このようにして、高校教科を終えてしま

うと、大学の教養課程程度は学びたくなる

。最適の教材があった。「思想の科学事典

」である。「一冊の本で、人間についての

知識の全体の略図をつくろうとする場合、

その部分として用いられる生理学、生物学

、物理学、数学などのそれぞれの分科科学

としての方法の説明ははぶかれる。それぞ

れの分科科学を支える補助技術(たとえば

古文書を読む技術とか、外国語とか、計算

機をあやつる技術)もまた、この小さな事

典にもりこむことはできない。(久野収・

鶴見俊輔 p2)

 「思想の科学」の発起人は鶴見俊輔、

丸山眞男、都留重人、武谷三男、武田清子

、渡辺慧、鶴見和子とある。

戦後民主主義とプラグマティズムを想起

させる。僕が読んだのは勁草書房版のもの

だが、河出書房版では、芸術に岡本太郎、

芥川也寸志、宗教に中村元とある。

 プラグマティズムは実用主義、道具主

義、実際主義とも訳される哲学だが、

ジョン・デューィを通じて創価教育学

の創始者牧口常三郎先生とも深い関係が

ある。そして、この「実際」については

 「日蓮仏法をこころみるに道理と証文

とにはすぎず、又道理証文よりも現証に

はすぎず」 三三蔵祈雨事 日蓮大聖人

御書1468p

 という関係があるのだ