アラブ人 イラン(ペルシア)人 トルコ人と接触があった。20代の頃 アラビア語を挨拶

程度学んだ。 近くのバス停でイラン人と世間話をした。日本に働きに来ていたドジョウひげの

男は、イランの気候について説明してくれた。「南北で大きな違いがある、北部では雪も降るん

だ。」 イランの雪か! それは長いこと私の記憶に降り積もったようだった。見に行くことは

できかねるので色々調べて見ると、カスピ海の近くには緑もあり、テヘランの近くでは雪も降る

とある。トルコ人は高校生の頃だ。学祭に宣教師を生徒会長が呼んだ。日本語を話すトルコ人だ

った。

 アッシリア以降の中東史は、大雑把に言って「古代はペルシア人、中世はアラブ人、近世、

近代はトルコ人」が活躍する。これは図式だが、詳細すぎる知識は活用しにくい。

 そして、ペルシア人の活躍の後にアレクサンドロス帝国、ローマ帝国、ビザンツ帝国、キリス

ト教の影響を入れれば、ムハンマドとイスラム帝国によるアラブ人の興隆が理解し易いだろう。

 さらに、イスラム帝国のアッバース朝を滅ぼしたモンゴル帝国は中央アジアからトルコ人を

小アジアに追いやり、そのことによってモンゴル帝国滅亡後の中東ではオスマン帝国が成立す

る。トルコ人の活躍である。