こんにちは。
昭和白紙3銭、東郷4銭の第1種無封書状の速達です。
大阪芝田町 昭和14年7月31日 ⇒ 金澤 8月1日
郵便種別は、『請求書』の記載があり、封筒の右上が一部カットされていることから、第1種無封書状と判断しました。
郵便料金は、第1種無封書状3銭、速達8銭です。
この時期の速達郵便物の送達方法は、昭和12年8月16日施行の逓信省告示第2326号に記載されています。
※逓信省告示は抜粋です。
逓信省告示によると、第1種有封書状と第2種郵便物の速達は、航空郵便線路による逓送とし、航空郵便線路を使用すると遅達する場合は、『通常の方法』により逓送するとされています。
この使用例のように、第1種無封書状などの速達は、航空郵便線路による逓送の請求がない場合は、『通常の方法』により逓送するとされています。
『通常の方法』がどのような方法か、告示等を見つけることができませんでしたが、当時のインフラの整備状況から大阪~金沢間の場合、鉄道により送達されたと考えられます。
7月31日の午後に引受し、翌8月1日の早朝には金澤郵便局に到着していますので、とても早く送達されたことが分かります。
田沢切手と昭和切手のコラボということでやや敬遠されがちな使用例かもしれませんが、当時の郵便送達事情が分かる面白い使用例と思います。



