こんにちは。
郵便料金が不足している旧大正毛紙1銭5厘の外信はがきです。
TOKIO 1925年3月3日 ⇒ アメリカ
不足料金を受取人から徴収したため、アメリカの6セント分の切手も貼られています。
1枚のはがきに2か国の切手が貼られているところが面白いです。
ちょっと複雑ですが、不足料金について考えてみると、
■当時の外信はがきの郵便料金は8銭でしたが、このはがきには3銭分の切手しか貼られていないので不足している郵便料金は5銭。
■この当時は郵便料金が不足する場合、不足料金の2倍の金額を受取人から徴収することになっていましたので、受取人から徴収する金額は5銭×2=10銭。
■日本の貨幣単位は2銭=5サンチームなので、不足料金10銭=25サンチーム。
■受取人から徴収する最低の金額は30サンチームなので、30CTMS/Tの印が東京郵便局で押印されて、アメリカに逓送。
■アメリカの貨幣単位は1セント=5サンチームなので、30サンチーム=6セントの郵便料金を受取人から徴収(6セント分の切手をはがき貼って消印)。
となります。
参考にした過去の法令等はこちらです。
〇各国の貨幣単位とサンチームの換算
〇郵便料金が不足する場合の取扱
過去の資料と照らし合わせながら、使用例を見ると理解が深まりますね。


